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《ブラジル》民間各行が続々と住宅ローンの金利下げる=最大手の国営銀行Caixaは静観
9月18日にブラジル中銀の通貨政策委員会(Copom)が、政策金利(Selic)を年利6%から5・5%に引き下げたことで、民間銀行がこぞって住宅ローンの金利を下げていると、1日付現地各紙が報じた。
住宅ローンは、国営の連邦貯蓄銀行(Caixa)が融資額、融資件数共にトップだが、それを民間銀行のイタウとブラデスコが追っている。
イタウが9月27日に住宅ローン金利を8・3%+参考金利(TR)から、7・45%+TR(TRは実質ゼロのため、以後省略)に下げると、同30日にはブラデスコが8・1%から7・3%に引き下げた。
Caixa、イタウ、ブラデスコの3行に、民間のサンタンデールと国営のブラジル銀行を加えた5行を主要5行と呼ぶ。
サンタンデールは7月に8・5%から7・99%に金利を下げており、9月末にイタウとブラデスコが金利を下げる前までの5行の平均金利は8・24%だった。現在は0・33%ポイント下がり、7・91%だ。
ライバルの民間2行に金利引き下げ競争で遅れをとったサンタンデールは、数週間の内に新たな引き下げを行う可能性を否定していない。同行は1日、自宅を担保にして借り入れができるホームエクイティローンの利率を、1・05%から0・99%に下げた。
民間を中心とする各行の金利引き下げが続く中だが、業界最大手で、最も高い8・5%の利息をとっている国営のCaixaは、現地紙のインタビューに応じていない。関係者は、「国営銀行は民間より金利の変動に慎重な傾向がある。特にCaixaは、8月20日に発表したSelic連動型融資をプロモーションしたい思惑もあるのでは」と見ている。