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東西南北

 9月29日、サンパウロ市北西部のアニャンゲーラ公園で、ライッサ・エロア・カパレリ・ダドーナさん(9)が遺体で発見された。ライッサさんは1時間前に3・5キロ先の学校の駐車場から姿を消しており、顔にケガをし、立ったまま、首の部分を縄で木の幹に縛られた状態で発見された。ライッサさんは母親や兄弟と学校のフェスタに行っていたが、母親がポップコーンを買いに行っている間に行方不明になった。警察は公園の近くの防犯カメラの映像から、遺体の第1発見者で同じ学校の生徒で12歳の少年が彼女と手をつないで歩く姿を発見。少年は3度証言を変えた後、自分が殺害したと自供した。警察は他にも殺害に加わった人物がいると見て調査中だ。
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 サンパウロ州地裁が9月25日に、昨年11月にマルジナル・ピニェイロスで起きた、2メートルの段差を生んだ高架橋落下事故に関し、ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長に責任を求めたサンパウロ州検察局の訴えを棄却した。カロリナ・マルチンス・ドゥプラ・カルドーゾ判事は、「コーヴァス氏は同年上半期に市長に就いたばかりで、落下には責任はない」とした。メンテナンスを何年も怠ってきたのは歴代の市長であったと言うべきか。
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 今日2日はサッカーのリベルタドーレス杯準決勝第1戦、ブラジル勢同士の対戦となるグレミオ対フラメンゴ戦が、グレミオの本拠地ポルト・アレグレで行われる。3年連続ベスト4で2年ぶりの南米一を狙うグレミオに、全国選手権首位で8月10日以来負けを記録していない絶好調のフラメンゴ。白熱した試合が期待される。