9月20日夜、リオ市アレモン地区で起きた、アガタ・ヴィットーリア・フェリックスちゃん(8)の被弾、死亡事件に関して、アガタちゃんが運ばれた病院まで行った軍警が、彼女の死を招いた銃弾を回収しようとした疑いが生じている。4日付現地紙が報じている。
アガタちゃんは9月20日に母親とともに帰宅途中、コンビ車内で銃弾を受け、翌日亡くなった。家族や目撃者は「バイクを追っていた警官が撃った」と証言したが、軍警は「近くで銃撃戦が起きていた」と証言し、話題となっていた。
鑑識の結果、弾はマシンガンから放たれたことがわかっているが、どういうタイプのものかはまだわかっていない。
今回の疑いは、3日付のヴェージャ誌サイトが「アガタちゃんが亡くなった病院にかけつけた軍警たちが銃弾の引きとりを求めたが、医師団はそれを認めなかった」と報じたことで表面化。軍警の行動を批判する世論が沸き起こっている。
ウィルソン・ヴィッツェル・リオ州知事は3日、「全てが明らかにされる必要がある」との声明を出している。