Googleが8日に発表した調査結果によると、今年のブラック・フライデーの売上は昨年比58%増となる見込みだという。
Googleが7月に1500人の消費者に聞き取り調査を行ったもので、回答者の99%はブラック・フライデーがいつかを知っていた。
また、ブラック・フライデーで何を購入するかを決めているという人も69%おり、消費者1人あたりの平均購入額は1330レアル程度となる見込みだ。
また、76%の消費者はブラック・フライデーが1日だけのイベントではなくなっている事に気づいているという。ブラジルでは近年、文字通りの金曜日だけでなく、その前後を含む1週間(店によってはそれ以上の期間)、安売りを行う例が増えている。
調査では、53%の消費者は商品価格が購入決定の最大要因と答えているが、この数字は年々小さくなっている。Googleによると、消費者は、店舗や商品への信頼度、納入期日が守られているか、物流システムはきちんと機能しているかなどの要因にも注目し始めているという。
インターネットで購入した品物が約束された期日までに届かないという苦情は平常から多く、最近は、インターネットで購入した品物を実際の店舗に出向いて受け取るという人も増えている。
Googleはこの他に1千人を対象とした調査も行っており、実際の店舗とサイトのどちらを使うかを問うている。それによると、38%はインターネットで購入すると答えたが、実際の店舗で購入すると答えた人も37%いた。残りの25%は両方を利用すると答えている。
ブラジルで最初にブラック・フライデーが開催された時は、インターネットで商品を購入した人の割合がもっと高かったが、以来8年間、実際の店舗利用者の割合が増えてきている。Googleによると、今年の調査では実際の店舗利用者が、従来以上のペースで増えたという。
Googleは、この傾向はブラック・フライデーで扱う商品の種類が増えたためで、インターネットでも購入出来る品と共に、食品や飲み物、タイヤ、サービスといった、実際に店頭に出向く必要がある品を購入したいと思ったら、実際の店舗に行く方が実際的だからだろうと説明している。(8日付アジェンシア・ブラジルより)