ボルソナロ大統領と社会自由党(PSL)との関係がきわめて微妙なものとなっており、ボルソナロ氏がバンデイランテス局の人気ニュースキャスターで、民主党(DEM)党員のジョゼ・ルイス・ダテナ氏を来年のサンパウロ市市長選に擁立することに興味を示している。ボルソナロ氏はPSL内で出馬の意向を示していたジョイセ・ハッセルマン下議らには何も言及していないという。逆に、PSLの市長選第一候補だったジョイセ下議は、党内で反対が多く、DEMへの移籍が噂されているとも。それ以前に、ボルソナロ一族がそれまでPSLにい続けるのかさえ、今ひとつ、不明だが…。さてどうなるか。
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昨年10月の選挙キャンペーン中、同年3月に射殺されたマリエーレ・フランコ元リオ市議を追悼する道路標識を叩き壊して物議を醸した、下議のダニエル・シルヴェラ氏とリオ州議のロドリゴ・アモリム・リオ氏(共にPSL)が11日朝、リオ市北部の連邦立ペドロ2世校に「授業に偏りがないか」を調べるために偵察に入り、警察が呼ばれた。許可も得ず校内に入り、子供たちのいる場所で写真を撮るなどは完全に違法行為だ。学校側は倫理上の問題として議会にクレームを入れる予定だが、どうなるか。
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10日に続き、13日もサッカーのブラジル代表の親善試合が行われる。場所は10日と同じシンガポールで、相手は前戦セネガルと同じアフリカ勢のナイジェリア。ブラジリア時間午前9時からの中継は日曜日なので見やすいが、時間帯的にバチカンでのイルマン・ドゥウセの列聖式とかぶらないかが気になるところ。