ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)主催の『第13回文協総合美術展』が、20日から11月10日までサンパウロ市文協ビル(Rua Sao Joaquim, 381)地下1階の文化スペースで開催される。入場無料。
今回は44点の現代画、53点の具象画(美展)、118点の工芸の計235作品が展示される。その他、審査員や同美術展の準備に携わったメンバーの作品も展示される。
金賞は、現代絵画部門ではオリンピコ・フランコさん、具象画部門は宮下作子さん、工芸部門はジョアン・フェリペ・クルシーノさんが受賞。
また、文協の美術委員会のために20年近く中心メンバーとして活躍した古賀政子さんと、コロニアだけでなくブラジル社会の美術に大きく貢献してきた金子謙一さんが表彰される。
さらに、20日には文協ビル1階で、特別イベントを開催。午前10時半には環境芸術家・豊田豊氏による「芸術の概念」と題した講演会、午後2時には陶芸家・本間秀子氏が昨年ジャパン・ハウスで行った「茶盌プロジェクト」のビデオ上映、午後3時には陶芸家・湯浅メグミ氏の「陶芸の芸術」と題した講演会が行われる。
案内のため来社した山下譲二実行委員長、生駒憲二郎さん、酒井町子さん、横手アリッセさんは「変化の激しい世の中ですが、伝統的な文化・芸術を文協としては大事にしたい。ぜひ皆さんも来場し、応援してください」と呼びかけている。
開館時間は正午から午後5時、最終日は午前10時から午後3時。11月2日は休館。今月19日は文協大講堂で開会式が行なわれる。
スペシャルイベントは、いずれも定員100人、開始30分前に無料入場券を配布する。
問合せは、文協(11・3208・1755)まで。