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県連代表者会議=日本祭りがようやく黒字収支に=料理学校にボランティア要請

日本祭りの収支を報告する谷口実行委員長

 ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の「9月度代表者会議」が先月26日、文協ビル内の県連会議室で行われた。谷口ジョゼー眞一郎実行委員長から、日本祭り収支がようやく黒字になったと報告があり、来年の日本祭りにおける新しい試みも発表された。また、埼玉県人会の吉田章則会長により、県連サイトのリニューアル状況が説明された。
 谷口実行委員長は、「収入の受け取りが遅れていた。今回ようやく黒字になった」と報告しつつも「精算が終わっていないものもあり、最終的な収支は11月にならないと分からない」とし、確定してから再度発表すると語った。
 さらに前実行委員長で富山県人会の市川利雄会長から、日本祭りで料理学校の生徒をボランティアとして要請することを検討していると発表。「ブラジルの料理学校で和食を教えているところは無いはず。学生にとっても良い機会」と双方に利益があると強調し、ボランティア要請に賛成か反対かの決を取った。
 今回の日本祭りで料理学校のボランティア3人を試験的に導入した群馬県人会の白田ネウザ会長は、「切るのも速いし、私たちを指導してくれる」と高評価。多数決を取ったところ、賛成が多数で話を進めることが決定した。
 さらに市川会長は、今年3月にジャパン・ハウスで行った日本祭りのシンポジウムに言及。2回目を来年の3月14日に行う予定だとし、開催場所は「200人以上が参加できるように、サンパウロEXPOで出来れば」と述べた。
 日本祭りにおける現在の課題としては、各県人会内のボランティア参加者が少なくなっていることが挙げられた。市川会長は、昨年に外務省の招待で日本へ祭りの視察を行った時のことを報告し、「日本でも祭りの活性化のために様々な取り組みを行っている。これを我々にも活かせれば」と呼びかけ、事例を紹介した。
 埼玉県人会の吉田会長は、県連サイトの刷新プロジェクトを若手の有志を集めて行っていると報告。「各県人会の活動や日本文化の教室など、項目を充実させていく予定」と発表し、協力を要請した。
 日本祭り分を入れた7月度会計報告は収入199万2457・48レ、支出は159万7574・27レとなった。