銀行業務集中サービス会社(Serasa)が16日、今年の子供の日商戦の売上は昨年同期比で1・7%伸びたと発表した。
10月5~11日の1週間の売上の伸びは、母の日や父の日、恋人の日の伸び率を上回り、今年の商戦の中では最良の結果となった。子供の日商戦の売上が伸びる事は、9月の経済活動の指数からも予想されていた。
Serasaでは、子供の日商戦での売上の伸びは、所得総額の向上を反映したもので、経済基本金利(Selic)の引き下げや、インフレが低く抑えられている事も売上増を後押ししたと見ている。
ただし、2006~19年で比較すると、今年の子供の日商戦の売上の伸びは、2016年の8・1%減、2015年の4・7%減、2014年の1・3%増に次ぐ、少ない方から4番目の低率となっている。
2015、16年は景気後退(リセッション)の真っ只中であった事を考えると、今年の景気回復がまだまだ緩やかなものである事が、4回の商戦の結果からもうかがわれる。(16日付アジェンシア・ブラジルより)