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《ブラジル》フォルタレーザのビル倒壊から3日=救出作業続き、死者が4人に増える

救出作業を指揮する消防隊長のルイス・エドゥアルド・オランダ氏(Divulgação Corpo de Bombeiros Militar do Ceará)

 15日朝、ブラジル北東部のセアラー州フォルタレーザで起きた高級住宅地のビル倒壊事故から3日目の17日朝、4人目の遺体が回収された。
 17日までに確認された死者は、当日1人、2日目2人、3日目1人の計4人だ。また、当日救出された生存者は7人で、現在も少なくとも6人の不明者の捜索作業が続いている。
 身元が確認された死者は、倒壊したビルの隣の店にいて、瓦礫に直撃されたフレデリック・サンタナ・ドス・サントス氏(30)と、イザウラ・マルケス・メネーゼス氏(81)、アントニオ・ギウダジオ・ホランダ・シウヴェイラ氏の3人で、2日目の朝、発見された女性の身元はまだ確認が取れていない。
 メネーゼス氏は、最初に救出された生存者のフェルナンド・マルケス氏(20)の祖母。夫のヴィセンテ・デ・パウラ・ヴァスコンセロス・デ・メネーゼス氏(87)と、娘のロザーネ・マルケス・デ・メネーゼス氏(55)はまだ行方不明のままだ。
 市役所は件のビルは違法建築としていたが、その後、1982年に登記所に正式に登録されていた事が判明。このビルは老朽化が進み、改修工事が行われており、事故前日に、住民達が支柱の鉄筋がむき出しになってさびている様子を撮ったビデオなども公開された。
 事故の後は、生存者やその家族らの生の声を集めた記事なども出ているが、観光名所のイラセマ海岸からも3キロという立地条件や、民家や個人の商店などに囲まれた区画の中に建てられた唯一のビルだった事などもあり、比較的良く知られた建物だったようだ。
 詳細な原因調査はまだだが、現場周辺の道路や隣接家屋7軒は立ち入り禁止となっている。(17日付G1サイト、アジェンシア・ブラジルなどより)