「日系企業の連帯を」――西村パウロ氏の呼びかけにより、ブラジル日系企業家協会(NEB、Nikkey Empreededores do Brasil)の設立イベントが25日午後7時半から、サンパウロ市ヴィラ・ブルー・ツリー(Rua Castro Verde, 266, Chacara Santo Antonio)で開催される。
広報によれば、これは利益を目的としない組織で、日系企業家らの先導により、経営実践を通して新しい世代に体験を伝えるもの。「日系人は回復力、倫理、勤勉さ、家族尊重、質実さなどをもって、ブラジルに根を張った。日系企業の事業総額はブラジル国内総生産のうちの1千億レアルに相当する」と書かれている。
現在のところ、約50日系企業家が協会に参加しており、日本移民が伝えた価値観や考え方を企業の実践を通して、ブラジル社会に普及することを目指している。
西村会長は「NEBは会員となった日系企業家同士で経験や知見を交換して、日系企業のあるべき方向をすり合わせし、次の世代に継承してもらうことを意図している」と語っている。
25日のイベントでは次の創立者らの紹介も行われる。ジョルジ・ヤマニシ(Osten/Hiroshima)、リカルド・イケザキ(Ikesaki/Taiff)、ロベルト・オハラ(Sakura)、青木智恵子(ブルー・ツリー)、アンジェラ・ヒラタ(Suriana Trading)、アレシャンドラ・ニシムラ(Jacto)、クラウジオ・クリタ(Hikari Arimentos)など。問い合わせは担当ガブリエラ・ビアンコさん(11・3035・3070 gbianco@suportecomunicacao.com.br)まで。