検察庁がルーラ裁判の無効化請求=アチバイアの第1審について
連邦検察庁が第4地域裁(TRF4)に対し、ルーラ元大統領のサンパウロ州アチバイアの別荘を介した収賄疑惑に関して、1審の判決を無効にするように申し出ていたことがわかった。24日付現地紙が報じている。
訴えを起こしたのは連邦検察庁のマウリシオ・ジェルム地域検察官で、今年2月に行われた、アチバイアの別荘に関するルーラ氏の裁判の判決無効化を申し出た。
ルーラ氏はこの裁判で有罪となり、12年11カ月の実刑判決を受けていた。
だが、ペトロブラス元総裁でブラジル銀行の元頭取でもあったアウデミール・ベンジーネ被告が、「最終請求の時間が司法取引に応じた被告と同じだけだったのはおかしい」と抗議したことを受け、最高裁第2小法廷が8月に「裁判やり直し」の判決を出した。翌月には最高裁大法廷が、同様の裁判過程だったラヴァ・ジャット作戦の裁判が無効となりうる判断を出している。
ルーラ氏の2月の裁判では、ルーラ氏の弁護人による最終反論が、報奨付供述者のマルセロ・オデブレヒト氏よりも先に行われることになったため、弁護人が反論のための証言時間延長を求めたが、クリチーバ地裁第13法廷が却下し、判決を下していた。
検察庁は9月にも、サンパウロ州グアルジャーの高級三層住宅をめぐるルーラ氏の裁判での刑期が、「昼間外出許可(セミ・アベルト)の対象となった」と薦めている。この件は完全無罪を主張するルーラ氏が断ったことやアチバイアの件の裁判のことがあり、適用か否かの判断は下っていない。
今回の検察庁からの申し出は30日にTRF4で審理される予定だ。もしTRF4が受け入れれば、裁判は1審に差し戻されることになり、最低でも9カ月は裁判が進まなくなる。
ルーラ氏の弁護人たちは、最終反論の問題だけでなく、アチバイアの件の裁判そのものを行わないことを求めている。