地理統計院(IBGE)が25日に発表した2017年の農業に関する国勢調査によると、500万余の農場や農園の経営者に占める女性の割合の増加と経営者の高齢化が明らかになったと同日付ニュースサイトが報じた。
2006年と17年を比べると、女性経営者は12・7%から18・7%に増え、94万6千人になった。配偶者と共に経営している女性も81万7千人いた。
経営者を肌の色別に見ると、白人は男性38・59%で女性6・83%(以下、男性+女性の形で表記)、褐色は35・05%+9・42%、黒人は6・32%+2・06%、先住民は0・83%+0・29%、黄色は0・51%+0・11%だった。
年齢別に見ると、25歳未満は3・3%が2%に、25歳以上35歳未満も13・6%が9・3%に減ったが、65歳以上は17・5%が23・2%に、55歳以上65歳未満も20・4%が23・5%に増えた。年金受給者はこの間に92%増えたという。
IBGEによると、この間の経営者の平均年齢は11歳伸びた。これは若者が農業に従事したがらず、世代交代が起きないためだ。このような状況改善には、若者が農業に就きたいと思うような政策が必要だ。
また、農村部では学校に通う事が難しい事や、幼少時から働く必要があるためか、500万余りの農場や農園の経営者の15・5%は学校に通った事がなく、23・03%は読み書きが出来ない。73%は小中課程しか行っておらず、その内の66・5%は中退している。大卒は28万3千人で、大学院卒業は1万4500人のみだった。