ブラジル講道館柔道有段者会、ブラジル東京都友会などの会長職を現役で務めている関根隆範さんが、日本時間の10月30日夜に亡くなった。サンパウロ三田会の友人らと東京で夕食時、突然の心肺停止に陥り、病院に運ばれたがそのまま帰らぬ人となった。享年78。
関根さんは1940年11月16日生まれ。慶應義塾大学を卒業後、63年に東山銀行の呼び寄せ移民として渡伯した。その後、ニューヨーク在住を経て日本へ帰国。
ソニー株式会社に入社し、72年にソニー・ブラジル社の立ち上げのために再度渡伯。10数年務めて独立し、当地で様々な事業を手掛けた。
中学生の頃から始めた柔道を続け、近年はブラジル講道館柔道有段者会の会長としてブラジルの柔道普及に貢献。また、ブラジル三田会の会長も務めていた。
妻の関根いつ子さんは、「皆さんに気を配っていただき、幸せな人生だったと思います」とコメントしている。
関根さんの遺体は日本で火葬され、日本でお別れ会を行う予定。ブラジルでの法要は現時点で未定。
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