世界救世教ブラジル宣教本部(宮道マルコ・レゼンデ本部長)は2日午前9時からサンパウロ市グアラピランガ湖畔にある聖地(Av. Prof. Hermann Von Ihering, 6567 – Bairro Parelheiros)で「祖霊大祭」を開催する。
ブラジルの「死者の日」に合わせて先祖の魂を供養するもので、例年2万5千人が参加する重要行事だ。花などが捧げられる。
当日は全伯524カ所の浄霊センターはもとより、アンゴラ、モザンビーク、米国、チリからもメンバーが参加する予定だ。
この聖地は1991年に建設が開始され、95年に落成された。32万7千平米もあり、ラ米地域では最大の宗教公園といわれる。
中心にある施設は、空に浮かぶ巨大な指輪の形をしており、高さ18メートルもあるギリシア建築のような柱16本がそれを支えるという独特の構造を持っている。その中心部には、天と地をつなぐかのように71メートルの尖塔が立っている。
また、そこから見えるグアラピランガ湖の眺めは、江戸時代中期を代表する画家「尾形光琳」の作品を彷彿とさせるような湖を借景とした庭園になっていると言われ、観光目的に訪れるブラジル人も多い。
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