【既報関連】8月30日からブラジル北東部の海岸に漂着し始めた原油が、遂に、北東部では最南端で南東部のエスピリトサント州との州境にあるバイア州ムクリ市の海岸にも到達した。
原油塊の到着が報告されたのは、ムクリ市のコスタ・ド・アトランチコ海岸だ。同市防災局によると、同海岸への小さな原油塊漂着は今週はじめから起きていたという。
ムクリ市の海岸での監視活動は、同市の防災局と環境局、ボランテァによって行われており、6日現在は、原油そのものが大量に押し寄せる事態には至っていない。
バイア州への原油漂着は10月3日から確認されており、同州政府が出した非常事態宣言は、同月22日に連邦政府からも承認された。10月22日の時点で原油漂着が確認されていたのは12市だったが、原油漂着域は拡大し続けており、コスタ・ド・アトランチコ海岸への原油塊漂着で、原油漂着が確認された自治体は31に増えた。
また、海軍関係者らが懸念していた、ブラジル南東部への原油漂着も時間の問題といえそうだ。
なお、原油塊漂着に伴うアブロリョス国立海洋公園の入場(訪問)停止は、当面は14日までとなっているが、今後の漂着の状態次第で、入場停止期間が延長される可能性もある。(5、6日付G1サイトなどより)
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