1957年9月6日サントス港着のオランダ船「ルイス号」の同船者会が、10月27日(日)にサンパウロ市の文協ビル5階県連会議室で行われた。当日は18人が参加し、思い出を語り合った。
彫刻家の豊田豊さん、追田空海雄さんをはじめとしたサンパウロ市内在住者や、スザノ市の高木政親さん、イツー市在住の熊野重子さんが参加。遠くはサンタカタリーナ州ジャラグア・ド・スル在住(サンパウロ市から550キロ)の坂本しょうようさんが駆けつけた。
50周年時は61人、2年前の60周年では約40人と、集まる度に亡くなった人や、体調が悪く参加出来なかった人、抜けられない用事がある人もいる。
当日の様子を、千田曠曉さんは「寂しい気持ちもありましたが、同船者がそれぞれの地方で元気でいる事が確認できて喜ばしく感じた」と胸の内を語る。
船中で幼少者は、蚕だな(ベットの下)に潜り込んで遊んだり、豊田さんや千田さんの父親が船中新聞に携わった事など、懐かしい話題で盛り上がり、2年ぶりの再会を喜んだ。
2年後には豊田さんが90歳を迎えるため、「2年後にまた会いましょう」と誓い合い、お開きとなった。