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栗山舎人氏の作品などに栄冠=にっけい文芸賞、23日に授賞式

来社した小池さん、林委員長、中田さん

 ブラジル日本文化福祉協会の文芸委員会(林まどか委員長)は「2019年度にっけい文芸賞」の受賞作を発表した。文芸賞は日本語、ポルトガル語、漫画部門があり、日本語部門では栗山舎人(くりやま・とねり)氏の移民の生活を描いた短編集などが受賞した。
 授賞式は23日午後1時から、文協ビル2階の貴賓室(R. São Joaquim, 381 – Liberdade)にて行われる。
 文芸委員会のポルトガル語部門が、2年に1度国内外からポルトガル語の短編(コント)を募集する「第4回短編コンクール」の優秀作品の表彰も行われる。8月に開催された「第10回全伯俳句大会」の優秀作品の表彰も行う。
 授賞式には関係者ら約150人が出席の予定。会場では軽食も振る舞われる。出席は無料だが、18日(月)までに文協事務局(電話=11・3208・1755)に申し込みが必要。
 来社した林委員長、日本語部門の中田みちよさん、小池みさこさんは、今回の受賞作を「新しい取り組みが見られ、創造的だった」と評価した。
 文芸賞は日系社会での作品創作を促進し、広く文学への関心を高める目的で創設され、今回で49回目。
 今回の受賞作は次の通り。
 【日本語】入賞=『ある移民の生涯』(栗山舎人著)、特別賞=『二重の地平線 DOBRAS DO HORIZONTE』(Raimundo Gadelha著)
 【ポ語】1位=”Mundo Grave”(Pedro Pereira Lopes)、2位=”A Corte Infiltrada”(Andrea Nunes)、”Royal Destiny”(Vera Carvalho)
 【漫画】1位=”MariaUsagi”(Grupo Pom Pom Pom)、2位=”The Plastic Human Culture”(Iberê Guimarães)、3位=”ET”(Amy Sato)
 【短編コンクール】1位=”A Desaparição de G.B”(Maria Imenes Ishida)、2位=”Pour Elise”(Juliana Garbayo dos Santos)、3位=”Dia de Mudança”(Alexandre Hamada Possi)