ブラジル政府は13日、ボリビアのジェアニネ・アニェス上議を、同国の暫定大統領として認めた。同日付現地サイトが報じている。
ブラジル外務省は13日未明に公式ツイッターを通じ、「アニェス氏を憲法上に則った暫定大統領として認め、国を平和的にまとめ、正式な選挙の実現に向けて働く同氏に敬意を評する」と、正式承認の声明を発表した。
ボリビアでは10日にエヴォ・モラレス氏が大統領辞任を発表。大統領後継者も軒並み辞任したため、大統領の座が空席となっていた。12日夜の同国議会は、与党議員欠席で定足数不足だったにも関わらず、上院第2副議長で野党のアニェス氏が自分こそ暫定大統領となる権利があると主張。同国の憲法裁判所がその主張を認めた。
13日現在、アニェス氏を暫定大統領と認めているのはブラジルと米国の2カ国だ。モラレス元大統領は13日、アニェス氏の行為はクーデターの一部と見る声明を出した。