10月23日からサンパウロ市のシリオ・リバネス病院に入院していたブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市長が14日の夕方、退院し、自宅に戻った。
コーヴァス市長は、足に起きた丹毒による皮膚の炎症のため、シリオ・リバネス病院に入院したが、同病院で行った検査によって、肺の血栓と胃の噴門部の癌が発見された上、10月28日には癌の転移も確認された。
このため、10月29日から30日にかけて第1回目の化学療法が行われたが、この時は心臓にも血栓が出来ている事がわかり、血栓治療のため、退院が見送られた。
だが、今回は、13日から14日にかけて行われた第2回目の化学療法後の記者会見で、担当のダヴィド・ウイピ医師が「14日夕刻に退院出来る」と発表。ただし、週末は休養をとり、業務に戻るのは18日からと釘をさした。
ウイピ医師によると、化学療法の効果は良好で副作用的な反応は起きていないし、血栓も小さくなっているという。コーヴァス氏は18日からの週にもう1度病院に戻り、第3回目の化学療法を受ける予定だ。(14日付G1サイトより)
タグ:サンパウロ