11月16~18日に、サッカーのブラジル全国選手権1部リーグ第33節の全10試合が行われた。2位のパルメイラスが引き分け、首位のフラメンゴが勝利したため、勝ち点差が13に広がった。
首位フラメンゴは16日に、敵地ポルト・アレグレのアレーナ・ド・グレミオで、4位のグレミオと対戦した。
約1カ月前に南米ナンバーワンクラブを決めるリベルタドーレス杯の準決勝でも対戦した両チームは、第2戦でフラメンゴが5対0で大勝しており、そのリベンジマッチとして注目された。
1週間後のリベルタドーレス杯決勝を睨み、多くのレギュラーメンバーを休ませたフラメンゴだったが、ここまで21得点と得点王レースを首位で独走するガビゴルが決めたPKによる1点を守りきり、1対0で勝利した。
逆転優勝、2連覇を狙うパルメイラスは、翌17日に敵地サルバドールのアレーナ・フォンチ・ノヴァで、北東部の雄バイーアと対戦した。
ここまで9位で、上位進出を狙うバイーアは、ホームに強豪を迎え、モチベーションも高く、前半終了間際にアルトゥールが直接フリーキックを決めて先制した。
どうしても勝ちたいパルメイラスは、エースのドゥドゥを中心に反撃。後半26分に元コロンビア代表のボルハが同点ゴールを決めたが、反撃はここまでで、1対1の引き分けに終わった。
全国選手権も残り6試合。1部残留をめぐる争いも苛烈で、20チーム中下位4チーム、17位以下が2部降格となる。
今節は、最下位のアヴァイーFCがクルゼイロを相手に0対0で引き分け、降格が確定。セアラーに1対0で勝利した19位のシャペコエンセも、残り試合を勝ち続けなければならない。残留ゾーン16位のクルゼイロと、降格ゾーン17位のフルミネンセも、勝ち点差1でしのぎを削っている。
前倒しで13日に開催されたフラメンゴ対バスコの試合を除く第34節の残り9試合は、23~25日に行われる。
フラメンゴとパルメイラスの両者の勝ち点差は13で、パルメイラスが24日の試合、ホームのグレミオ戦で勝利を逃し、負けか引き分けならば、その時点でフラメンゴの全国選手権優勝が確定する。(17~19日付グローボ・エスポルテサイトなどより)
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