アウグスト・アラス連邦検察庁長官は19日、ジアス・トフォリ最高裁長官が7月に出した、大統領長男フラヴィオ・ボルソナロ上議らに対する、旧・金融活動管理審議会(COAF)のデータを使った捜査を差し止める暫定令を解除するよう求める意見書を提出した。19日付現地サイトが報じている。
アラス長官がこの暫定令に関して公式に語るのは9月の就任以来、初めてだ。同長官はこの意見書で、この暫定令のせいで多くの捜査が止まってしまったことを強く批判した。この暫定令ではフラヴィオ氏の他、少なくとも935人が恩恵を受けたとされている。
フラヴィオ氏らに対する暫定令に関しては、20日に最高裁で、今後どうするかに関する審理が行われる予定だ。
なお、昨日付弊紙でも報じた、トフォリ長官が10月25日に旧COAF、現・中銀財務情報部(UIF)に、過去3年間の捜査データ約60万件分のコピーを送るよう命じた件は、世論の強い反対を受けたため、18日に却下された。
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