サンパウロ市リベルダーデ区の日本食街、トマス・ゴンザガ街の「博多一幸舎」が、新メニュー「魚介豚骨つけ麺」(35レアル)の提供を始めた。
博多一幸舎ブラジル店のオーナー、倉智隆昌さん(36、神奈川県)は製麺事業も手がけており、つけ麺に使用するのも特注の太麺だ。
スープは、魚介に負けないよう濃く調整したもので、店の看板の豚骨ベースに、魚介エキスの深いうま味と香りが押し寄せる。食べ進めたらこしょうとレモンでアクセントを付け、食後はブレンドだしをさっぱりとしたスープ割りで楽しめる。
料理長の恩田快生(おんだ・かいき)さん(32、東京都)は「豚骨ラーメン専門店が作る濃厚スープが、パンチのある特注太麺にからみつく。他店では味わえないおいしさです」と自信をのぞかせる。
日本食街に現れた本格つけ麺。今後ブラジルラーメン界に新風を巻き起こすこと間違いなし。(大)
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博多一幸舎はつけ麺の他に、生ビールと「冷やしゴマ担々」の提供も始めている。暑くなるこれからの夏、ピリッと辛い冷やしゴマ担々、濃厚なつけ麺をがっつりと味わいながら、冷えた生ビールを流し込んだら気分は最高?! 一幸舎は、昼営業が月~金曜日は午前11時半~午後3時、土・日曜日が午前11~3時半。夜の営業が月~土曜日は午後6~10時、日曜日は9時まで。