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東西南北

 ジョアン・ドリア・サンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)は、来年のサンパウロ市市長選で再選を狙うブルーノ・コーヴァス市長の副候補として、ジョイセ・ハッセルマン氏(社会自由党・PSL)を迎えたいと考えている。ジョイセ氏は元々、ユーチューバー・ジャーナリストとして下議当選時から有名だが、ボルソナロ政権で両院の政府リーダーをつとめたにも関わらず、大統領と喧嘩別れしたことで、現在は「反ボルソナロ派」の人物として知られている。ドリア氏側はこれで、ボルソナロ氏への対抗イメージを強めたいところだが、昨年のサンパウロ州知事選での親ボルソナロ・キャンペーンのイメージを払拭できるか。
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 22日付本欄でも報じた、母親とその恋人による暴行で19日夜、サンパウロ市東部の病院で死亡した3歳の少女ミカエリーちゃん。だが、その後の調べで、死の当日に病院に運ばれるまでに3度、入院を繰り返していたことが明らかになった。これまでは「11月初旬から13日間入院」とだけ報じられていたが、10月にも2度、入院しており、3度目の入院中に祖母に親権が与えられたが、正式な書類を受け取ってなかった祖母が母親に少女を託したことで、悲しい結末となった。
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 今年のサッカーの全国選手権は4節を残した段階でフラメンゴの優勝が決まったが、来年のリベルタドーレス杯進出権争いが今後の見ものだ。まだ可能性のあるコリンチャンスは今日、本拠地でアヴァイと、サンパウロは明日、本拠地でヴァスコと対戦。既に進出決定のパルメイラス、サントスと共に、サンパウロ州4強揃い踏みと行きたいが。