ブラジルで家賃のインフレ調整に使用される総合市場物価指数(IGP―M)は、11月に0・30%のインフレを記録した。 この数値は10月の0・68%より低いが、マイナス0・49%だった昨年11月の指数よりは高い。
今年の11月の結果により、IGP―Mは、今年に入ってからの11カ月の累積値で5・11%、昨年12月以降の直近12カ月間の累積で3・97%だった。
IGP―Mは卸売り物価指数(IPA)が60%、消費者物価指数(IPC)が30%、全国建設コスト指数(INCC)が10%の比率で算出される。
10月から11月にかけての単月度指数の低下は、IPAが下がったことが主な要因だ。10月のIPAは1・02%だったが、11月は0・36%に低下した。
IGP―Mを算出する際の比率が低いIPC は、10月のマイナス0・05%が0・20%へ、INCCは10月の0・12%が0・15%へと各々、アップした。(28日付アジェンシア・ブラジルより)