米国発祥の、年末商戦本格化前のセール、ブラック・フライデー(11月最終金曜日)が今年もやってきた。
既に“ブラック・ノーベンバー”や“ブラック・ウィーク”などと称して、セールを11月や、11月の最終週全体に拡大して行うことも定着している。
今年のブラック・フライデー期間中の小売業の総売上は、過去10年間で最高の36億7千万レアルになるだろうと、全国財・サービス・観光商業連合(CNC)が予測している。28日付ブラジル各紙が報じた。
CNCの予測通りなら、前年比10・5%(インフレ調整後は6・8%)アップとなる。
セール前に価格を上げて、“ブラック・フライデー大幅値引き!”と宣伝する行為が頻発しているが、CNCの調べでは、10月7日から11月15日までの40日間での駆け込み値上げが最も少ない品目は、男性用の靴、電子レンジ、腕輪型スマートウォッチ、洋服ダンス、スマートフォンなどだった。これらは実質値下げ幅も大きくなることが期待できる。
分野別の売り上げ予想は、「電化製品・家庭内製品」が9億2940万レアルでトップ。「スーパーマーケット」の8億9930万レアルや「家具・家電製品」の8億4550万レアルが続く。
ブラジル小売消費協会(SBVC)の調べによると、国民の89%が、「今年のブラック・フライデーでは去年よりも買い物をするつもり」と答えた。また、消費予定金額も昨年の1283レアルから51レアル増の1334レアルだった。
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