グローボ局で史上初の、昼のニュース番組「ジョルナル・オージ」を担当する黒人の女性キャスターとして話題のマジュ・コウチーニョが3日、ユーチューブで話題の2歳の少女との感動の対面を果たした。
その少女はマリア・アリッセちゃんだ。彼女は両親が投稿したユーチューブ動画で全国的な話題を呼んでいた。
その動画とは、テレビに映ったマジュをマリア・アリッセちゃんが指差し、「ねえ、私と同じ髪型だよ!服も、(私と同じ)黄色のを着てるよ」と興奮して喜ぶものだ。
「ジョルナル・オージ」のキャスターになる前のマジュは、夜のニュース「ジョルナル・ナシオナル」の天気キャスターとして有名だった。その頃から現在まで、あごのラインから上に顔を包みこむような大きなアフロヘアがトレードマークとして知られている。
この動画はユーチューブ上で話題になった後、同局の朝のワイドショー「エンコントロ・コム・ア・ファッチマ」の中でも紹介されたため、さらに話題になっていた。マジュ自身もこれを知り、自身のインスタグラムで動画を紹介していた。
すると3日、サンパウロ市内のニュース・スタジオにいたマジュのもとに突然、マリア・アリッセちゃんが登場して、マジュを驚かせた。マリア・アリッセちゃんの可愛さの前にマジュは大喜びし、2人並んでの記念撮影に応じた。
マリア・アリッセちゃんの実家は北東部ピアウイ州の人口6万人ほどの小さな市で、サンパウロ市まではかなり遠い。この対面が実現したのは、「エンコントロ~」が企画したドッキリ対面企画によるものだった。
マリア・アリッセちゃんの父親のヴィットル・マリアーノさんは、「娘はいつも自分の髪に気を遣う子でね。あの時間は普段は寝ているんだけど、起きてきてテレビを見ていたら、突然興奮しはじめたんだ。見ると、そこにマジュが映っていて、自分と同じ髪型をしていたことに気づいて、本当にうれしそうにしたんだ。すごく美しい光景だと思って動画を撮ったんだよね」と、動画撮影の経緯を語っている。
ブラジルでは最近、「黒人らしさ」を主張するため、縮れ毛を女性の髪形の誇りとするような運動が、インスタグラムなどを中心に盛り上がっている。(3日付G1サイトより)