《ブラジル》第3四半期のGDP0・6%増=緩やかながら2期連続増加=工業やサービスが牽引=通年の成長率は約1%?

3日、第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP)が発表され、前四半期比0・6%増を記録した。微増ながら2四半期続けての成長となり、緩やかな景気回復を感じさせる結果となった。3日付現地サイトが報じている。
7月から9月のGDPは、農業が前期比で1・3%、工業が0・8%、サービス業が0・4%あがっており、全体の成長を押し上げた。
工業は長らく不振が続いていたが、今回は2017年第4四半期以来の大幅な伸びとなった。特に目立ったのは石油採掘を含む鉱業で、前期比で12%の成長を記録し、製造業の1%減少を相殺した。
また、サービス業では、保険などの金融活動が1・2%の伸びを記録したことや、商業と情報産業で共に1・1%の成長が見られたことがプラスに働いている。
これに加えて、不動産需要の増加に伴い、建設業が1・3%増を記録。家庭消費も2018年第3四半期以来となる0・8%増を記録し、GDPの伸びに貢献した。
一方、政府支出は0・4%減少したが、投資は2%上昇した。投資に関しては、前期が3%上昇だったのに比べるとやや鈍りはしたものの、2期連続での上昇となった。特に目立ったのは建設業で、2014年第1四半期以来の好数字となる4・4%増を記録した。
また、ここのところ不調が続いている輸出部門は2・8%減で、3期連続での減少となった。これは世界規模での景気減速に加え、南米最大の貿易相手国であるアルゼンチンの景気後退の影響を受け続けているためだ。
だが、財やサービスの輸入は2・9%の増加を記録した。
第3四半期のGDPの合計は18億4200万レアルで、2期連続での上昇となった。だが、ピークだった2014年第1四半期と比べると、まだ3・6%も低く、2012年第3四半期に相当する数字にとどまっている。
なお、今年の第1、第2四半期のGDP成長率の見直しが行われ、以前の発表で0・1%減だった第1四半期は0%、第2四半期は0・5%増に変更された。
次の第4四半期込みの2019年の経済成長率に関する中銀の予測は、0・99%増となっている。また、中銀は2020年の予測を、現状では2・22%としている。