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沖縄県人会=首里城再建の義援金集め開始=特別ショー企画、特別口座開設=「他府県人の皆さんも協力を!」

来社した一行

 日本時間の10月31日未明、沖縄県のシンボルである首里城の主要建物が火災により全焼した。これを受けてブラジル沖縄県人会(上原ミルトン定雄会長)は、義援金集めのイベント「ちばりよーうちなー(頑張れ、沖縄)~皆で首里城の再建を~」を8日(日)午後2時から、サンパウロ市の同県人会本部会館(Rua Dr. Tomaz de Limas, 72)で開催。さらに銀行口座を開設し、来年2月10日まで再建義援金を募集している。

 上原会長、島袋栄喜さん、上原テリオさんは「首里城火災のニュースがブラジルに入った翌日の31日、さっそく役員が県人会本部に集まり、義援金集めのイベントを行うことを決めた」と話す。実行委員長は島袋さんとテリオさんが務める。
 催しは2部構成で、1部は沖縄民謡、三線、空手、エイサー太鼓、ソシアルダンス、健康体操など250人によるショーが見られる。

消失した首里城の正殿(2016年1月撮影、Photo by CEphoto, Uwe Aranas)

 2部は「首里城の宴」と題した特別な演目を披露。昨年の110周年記念芸能ショーでの舞台演出・構成を手がけた、ブラジル琉球舞踊玉城流扇寿会代表の斉藤悟さんによる創作歌舞劇で、首里城にまつわる物語を特別に演じる。
 上原会長、島袋さん、テリオさんは「首里城が焼けたことは悲しいが、世界中のウチナーンチュが一つになり、力を合わせて再建したい。他府県人、非日系人の皆さんにも応援していただいている。ぜひ来てほしい」と来場を呼びかけている。協力券は1人50レアル。収益は全て寄付に当てられ、来年2月10日に県庁へ送金する。
 すでに県人会の各支部などが募金集めを行っており、当日は青年部が首里城再建のために作ったTシャツやピンバッジなども販売する予定。沖縄そばなどの郷土料理も正午から提供する。
 当日参加できない人や企業からも来年2月10日まで、同県人会の銀行口座で募金を受け付けている。振込先は以下の通り。《Associação Okinawa Kenjin do Brasil, CNPJ 62.270.434/0001-69, Banco do Brasil, Agência 1196-7 – C/C – 46.457-0》
 問い合わせは沖縄県人会(11・3106・8823)まで。


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 首里城が火災で焼失した後、世界中のウチナーンチュが立ち上がり、米国ハワイではなんと100万ドルを目標に募金活動に励んでいるのだとか。また、このニュースは沖縄県人だけでなく、他府県人や非日系人にも衝撃的なものだった。元ペトロブラス社の島袋栄喜さんは、「ペトロブラスが沖縄県にあった時、一緒に働いていた非日系人が『協力したい』と連絡してきた」と話す。また、他府県人では健康体操の川添敏江さんらが「手伝いたい」と声をかけてくれたのだとか。戦争で焼けた首里城は、政府によって建て直された。今度は世界中の沖縄を愛する人達で建て直すとき!?