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《ブラジル》ジョイセ下議が大統領一家の虚報拡散を図式説明=議会調査委員会で爆弾証言=多額の公金使用とも=首謀者は噂通り、次男と三男か

ジョイセ氏の使ったパワーポイントの資料の一部(Lula Marques)

 4日、フェイクニュース(虚報)に関する上下両院合同の議会調査委員会(CPMI)で、ジョイセ・ハッセルマン下議(社会自由党・PSL)が証言を行った。同下議は膨大な資料を作成し、大統領次男と三男のカルロス、エドゥアルド両氏が、連邦政府内のフェイクニュース拡散の張本人だと攻撃し、連邦政府がフェイクニュースに多額の公金を使ったとの証言も行った。3日付現地サイトが報じている。

 ジョイセ氏は3人目の証言者としてCPMIに登場した。同氏がボルソナロ大統領と対立し、連邦議会での政府リーダーの座を追われていたことや、エドァウルド氏とはそれ以前から確執があったことから、同氏の登場やその証言内容は早くから注目されていた。
 ジョイセ氏はこの日、パワーポイントで作った大量の文書を持ち込み、コンピューターで提示しながら、ボルソナロ一族がいかにしてフェイクニュース拡散システムを築き上げていたかを図解した。
 それによると、以前から報じられているように、連邦政府内にはカルロス氏が指揮する「憎悪部門」と呼ばれる一団が存在し、連邦政府はフェイクニュース拡散事業だけで、年間49万1千レアルの費用を使っているという。ジョイセ氏の資料では、カルロス氏はトランプの「エース」で示されている。
 また、ジョイセ氏は、過去に話題になったフェイクニュースを使って、それらがどのような経路をたどって流れていたかの説明を行った。
 それによると、ボルソナロ大統領やエドァウルド氏のネット上の支持者には、ハシュタグなどを使う形の「ロボット」と呼ばれる、ニュースの自動拡散用の仕組みが組み込まれている。大統領支持者には140万人分、エドァウルド氏には46万8千人分のロボットが存在するという。また、この種の目的のためのアカウントが、最低でも、インスタグラムに20、フェイスブックに1500ページあるという。
 ジョイセ氏はさらに、エドゥアルド氏をフェイクニュース拡散の主要人物だとした。ジョイセ氏はトランプの札の「11番」をエドゥアルド氏にあて、2番から10番に指名された、カルラ・ザンベッリ氏やダニエル・シルヴェイラ氏などのPSL議員にトップダウン的に拡散を行わせるようなシステムを作っていたと説明した。
 また、カルロス氏に関しても、現政権発足直後に、「連邦政府内にブラジル情報庁(ABIN)同様の『並行情報庁』を作って、携帯電話の盗聴や秘密文書作成などの諜報活動を行おうとしたと聞いた」と語った。
 ジョイセ氏の証言はPSLを中心に反感も買ったが、反論を行おうとしたザンベッリ下議に対して、ジョイセ氏は「大統領は当選して間もない頃、私の目を見て、あなたがスペインで売春婦をやっていたという噂は本当か、って聞いたことがあったのよ」と発言し、物議を醸した。

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