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《ブラジル》鉱山動力相の解任が確実に=議会と連邦政府に不満溜まる

 ベント・アルブケルケ鉱山動力相が、連邦議会と連邦政府の要望で更迭が確実になっていると、5日付現地紙が報じている。
 アルブケルケ動力相に対しては、連邦議会内で強い批判が出ている。上院では、同相の動きがないため、関連する法案審議が全く進まないとの抗議の声が上がっている。また、エレトロブラスやイタイプ・ダムなどの総裁が空席になっていたにも関わらず、下院が指名した人物をアルブケルケ氏が受け付けなかったことで、ロドリゴ・マイア下院議長との間でも軋轢が生じている。
 さらに、連邦政府内でも、大型入札成立と期待されているエレトロブラスの入札が、同省の不手際で大幅に遅れていることで、経済省を中心に苦情が上がっている。
 アルブケルケ氏は海軍所属で、2016年には海軍原子力開発局の局長をつとめていたことで、その手腕に期待がかかっていた。
 後任候補には、マルコス・ロジェーリオ上院議員(民主党・DEM)やテメル政権で同職に在ったフェルナンド・ベゼーラ・コエーリョ下議(DEM)などの名前があがっている。また、同省動力局の局長候補には、国家電力庁(ANEEL)理事のロドリゴ・リンプ氏の名前があがっているという。