【既報関連】食道がん治療のために10月末から化学療法を受けている、サンパウロ市のブルーノ・コーヴァス市長が順調に回復していると、10日付現地紙が報じた。
コーヴァス市長の胃の噴門部にあった癌は劇的に小さくなり、肝臓に転移していた部分も縮小、血栓も少なくなった。
全ての情報は、シリオ・リバネス病院の担当医たちが行った会見で明らかにされた。医師たちは、市長の容態を(治療の初期段階としては)幸先が良く、すばらしいと形容した。
コーヴァス市長は10月23日から11月14日まで入院した後も、再入院と通院の形で計3回の化学治療を受けており、8日に経過観察のために再入院していた。医師たちは検査結果を「想定しうる限りでベスト」と評した。
市長は化学療法をまだ5回受けなくてはならない。1回の化学療法を行うのには2日入院することが必要で、30時間の投薬を受ける。
今後の化学療法は15日間の間隔を空けて行われる。新たに追加された全5回中、第1回目は10日に開始された。
市長は治療中は人ごみを避け、過度な運動も控えなくてはならないが、それ以外は、市長としての務め、TV出演やメッセージビデオの撮影、関係書類への署名や会議への出席は可能だ。
コーヴァス市長は3年前に、健康維持のために食生活を改善し、適度な運動を心がけ、15キロ減量した。医師たちはそのことが今回の治療の成功につながったとしている。また、医師たちは治療中も市長がジムに通うことも認めている。
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