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文協絵画教室が生徒作品展=20人の自由な作風楽しんで

来社した一行(前列が直人さん、敏さん、後列が永田さん、田中栄一さん)

 ブラジル日本文化福祉協会の美術委員会が実施する絵画教室(代表=近藤敏さん、直人さん)は、「第46回文協絵画教室生徒展」を15日(日)~17日(火)午前10~午後5時、サンパウロ市の文協ビル1階で開催する。入場無料。
 敏さんと直人さんが講師を務める絵画教室では、10歳未満から80代までの生徒約25人が創作活動を楽しんでいる。生徒展は1年の集大成という位置づけで、今回は生徒約20人による約40点の作品が展示される。
 敏さんは「芸術に詳しくない人も気軽に足を運んでもらい、生徒それぞれの自由な作風を楽しんでほしい。また率直な絵の感想を生徒に話して交流してほしい」と呼びかけた。
 15日午後3時には、開催を記念してオープニングパーティーを開く。
 生徒展に関する問い合わせは文協(電話=11・3208・1755)まで。
 絵画教室では現在も生徒を募集中。毎週月、水、金曜日午後1時半~4時半に教室を開いており、いずれかの曜日に通う。子どもは毎週土曜日に開講。授業料は月200レアル。
 敏さんは「絵は誰でも描けるし、学校の国語や数学と違い点数もない。誰もがのびのびと、自分が持っているものを表現できる」と魅力を語った。
 「最初は絵を見るのが好きで描く気はなかった」という永田さん。「描き始めたら、同じ絵を見ても新しい発見があり、見方が変わった。教室でも普段とは異なる仲間との交流がある。ブラジルの一般的な絵画教室は、講師がテーマを与え手取り足取り指導することが多いが、敏さんたちは生徒に自由に描かせて、生徒に寄り添ったアドバイスでそれぞれの長所を伸ばしてくれる」と笑顔を見せた。