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ヒロシ氏がブラジル陸軍少将に昇格=副大統領出席、6人目の日系将官に

ヒロシ少将と関係者らで記念撮影(提供写真)

 ブラジル陸軍のエドソン・マサユキ・ヒロシ氏(52、三世)が、先月25日に公表された連邦政府の官報で大佐から少将に昇格し、今月5日にブラジリアの陸軍クラブで式典が開催された。日系人の陸軍将官としては歴代6人目となる。
 ヒロシ氏は、1967年3月8日生まれでサンパウロ市出身。90年にアグラス・ネグラス陸軍士官学校の歩兵士官訓練コースを首席で卒業し、ゼツリオ・バルガス財団で経営執行役員コースのMBAを取得している。
 式典には、出席が叶わなかったジャイール・ボルソナロ大統領に代わり、アミウトン・モウロン副大統領も参加した。
 熊本県文化協会の清原ケンジ会長と共に式典に出席した平崎靖之さんは、「ヒロシ少将はとても優秀な方で、これから大いに活躍してくださると思う」と語った。軍関係に詳しい平崎靖之さんによれば「全軍を通しては13人目の将官」とのこと。
 なお、ヒロシ少将は来年1月22日に、サンパウロ州カンピーナス市の陸軍第11師団の司令官として着任する。


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 ブラジル陸軍のエドソン・マサユキ・ヒロシ氏の式典に参加した平崎靖之さんは、「彼の名字なんですが、本当は『ヒロセ』なんです」と説明する。なんでも、ヒロシ氏の祖父が登記所に行った際に、名前を間違えて登録されてしまったのだとか。「親戚の方が『ヒロセ』なので、本当の名字が分かったんですが、今から名字を変えるのは大変なので、そのままにしているそうです」とのこと。本紙ポルトガル語版のジョルナル・ニッパキ紙のアウド・シグチ編集長も、『ヒグチ』が『シグチ』になってしまったとか。昔の日本移民によく起きた問題と言ったところか。