ブラジル全国財・サービス・観光商業連合(CNC)は、今年のブラジル国内のクリスマス商戦の総売り上げ予想を363億レアル(前年比5・2%増)とした。
予測通りなら、365億レアルだった2014年以来の好結果となる。
CNC経済部門所属エコノミストのファビオ・ベンテス氏は、「積立退職金(FGTS)早期引き出しの日時が前倒しされたこと、インフレ率が低いまま推移していること、分割払いの回数や融資の返済期限が延びていること。これら三つが、今年のクリスマスセールの売上予測を4・8%増から5・2%増に上方修正した理由だ」と述べた。
CNCの予測では、「ハイパー&スーパーマーケット」が131億レアルで、「衣類」が90億レアル、「個人用品や家庭用品」が58億レアルだ。これらの合計279億レアルは、クリスマス商戦全体の売上予想のほぼ77%を占める。
州別の売上予測は、サンパウロ州が106億レアルでトップ。以下、リオ州35億レアル、ミナス州33億レアル、リオ・グランデ・ド・スル州28億レアルと続く。
クリスマス商戦が賑わうとの予測と共に、CNCはクリスマス期間限定の雇用増も、9万1400人の予測を9万1600人に上方修正した。
短期雇用が最も多く発生すると見られているのは衣類、靴部門の6万2800人で、スーパーは1万2500人、 個人用品や家庭用品販売部門は1万700人の雇用が発生する見込みだ。(17日付エスタード紙より)
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