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《ブラジル》家賃インフレ調整指数=12月の先行予測で2・06%

 ブラジルで賃貸住宅の家賃のインフレ調整(ブラジルでは年1回、インフレ率にあわせて自動的に家賃が上がる)に使われる総合物価指数(IGP―M)の、12月の指数の2回目の先行予測が発表された。それによると、12月のIGP―Mは2・06%だった。
 この指数を毎月出している、リオの学究機関、ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)によると、先月11月の2回目の先行予測はマイナス0・01%で、11月末に出た確定値は0・3%だった。
 直近12カ月間のIGP―Mの累積値は7・27%だった。IGP―Mは、卸売物価指数(IPA)が6割、消費者物価指数(IPC)が3割、全国建設コスト指数(INCC)が1割で算出される。
 1カ月2%のインフレが12カ月続くと、年間の累積インフレは26・8%となり、およそ尋常ではない。
 この1カ月2%をもたらしたのは、IGP―Mを出す上で最も比重が重く、11月はマイナス0・06%だったIPAが、12月は2・85%になったことと、次に比重の重いIPCも、11月の0・03%が12月は0・74%になったことが原因だ。
 最も比重の軽いINCは、11月の0・24%に対し、0%で変動がなかった。(18日付アジェンシア・ブラジルより)