【既報関連】性的暴行容疑で起訴されていた、自称心霊治療家の“ジョアン・デ・デウス”こと、ジョアン・テイシェイラ・デ・ファリア被告が19日、ゴイアス州地裁から禁固19年の有罪判決を受けた。
今回の判決は2018年1月に裁判所が受理した起訴状に基づき、ゴイアス州アバジアニア市で出された4人の被害者からの訴え(2人が性的暴行罪、別の2人が弱者への強姦罪)を扱った。「弱者への強姦」は、「14歳未満または病気や精神障害を有する人への強姦」を指す。被告の罪は「極めて悪質」と分類され、刑期中、制限付で刑務所から出る権利のない禁固が適用される。
同氏を巡る犯罪の大半は、ゴイアス州アバジアニア市の同被告の治療施設ドン・イナシオ・デ・ロヨラの中で起きた。
被告は、詐欺を伴う性的暴行罪容疑と、弱者への強姦罪容疑で昨年12月16日に逮捕された。犯罪行為は、心霊診療を求めて治療院を訪れた数百人以上の女性に対して行われたと見られる。
多くの告発から、犯罪は1990年代に始まり、事件が明るみになる2018年まで続いていたことが分かる。
ジョアン被告は治療と称して身体を触ったりしており、16歳の女性の治療中、父親に「目を閉じて回復を祈りなさい」と求めていたことなどが証言から明らかになっている。
19日の判決は性的暴行に関する裁判の中では最初に出たもので、同被告にはまだ12件の性的暴行の嫌疑がかけれられている。銃の不法所持では既に有罪判決が出ているが、刑期は4年で自宅軟禁中だった。性的暴行に関する事件では、被害者名や事件の内容などは伏せられている。
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