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2019の記事一覧

島から大陸をめざして=在米 村松義夫(JAC日米農業コンサルタント)=第7号

K―ECO、オレゴン生涯学習村(本人提供)

 1985年、静岡県掛川市に家族の法要で帰郷した折、当時の市長榛村純一氏(故人)と面会した。掛川市は二宮尊徳によって「報徳舎」が開校され、その精神が現在もしっかりと受け継がれており、報徳精神を柱としての町作りが行われてきた。  市長はこの精神を受けて「生涯学習」を提唱し、教育都市として全国に生涯学習制度を広めていった。同時に地方 ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(114)

 断片的にせよ、部分的にせよ、情報は日本人たちにきちんと伝わっていた。まぎれもなく強国アメリカに抗する作戦が成功し、アジアへの侵攻速度を増したことが伝わっていたのだ。軍事力の優位が戦場で示され、天皇の賢明さが日本帝国の不滅を象徴していた。そして、それが子どものときから植え付けられた天皇崇拝となって現れていた。  しかし、正輝はこ ...

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「言葉の力」を大切に

 知人との会話の中で、「言葉の力」という言葉が出てきた。「愛」「感謝」といった言葉を書いた紙の上に水の入った入れ物を置いておくと、水の分子が雪の結晶のようなきれいな形になり、水質もよくなるが、「憎しみ」「怒り」といった言葉を書いた紙の上だと、分子はきれいな形にはならないという内容のビデオを見たというのだ▼ビデオの件は確認出来てい ...

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【日本移民の日2019】台頭するブラジルの異才、鬼才=黄金期再来を予感させる映画界=世界的活躍へ一歩踏み出す音楽界

「ラヴァ・ジャット作戦」をモデルにした話題作『オ・メカニズモ』

 「文化はあまり重要視されない」「支援金が減らされる」―これがボルソナロ政権時代にブラジルの文化環境に関してよく言われる言葉だ。だが、こう言っては不謹慎かもしれないが、ブラジルの場合、かつて民主主義と自由が抑圧されていた軍事政権時に映画も音楽も発展を遂げた、という歴史的事実がある。ボルソナロ極右政権で果たしてそれはどうなるか。と ...

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【日本移民の日2019】人気の金融系YouTuber紹介=無料動画で学ぶ節約術や投資のコツ=「収入以上に使わない」のが秘訣?

登録者が358万人もいるアルクーリ氏のYouTubeチャンネル「ME POUPE!」

 今や多くのインターネットユーザーに圧倒的に支持されている動画共有サービスYouTube。2005年にアメリカ人の若者が「ホームパーティーで撮影した映像を仲間内で共有したい」との思いで作ったYouTubeは、瞬く間に世界中から支持を得て、今ではTVを脅かすほどの存在になっている。  TV局が番組を制作して放送するには大きなコスト ...

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【日本移民の日2019】座談会=ざっくばらんに行こう!=どうなるボルソナロ政権の行方?=ネットで民意を操る大統領登場=SNS民主主義のいびつさを暴く=デジタルがどこまでリアルを動かすか?

ボウソナロのフェイスブック

【深沢】政権発足からまだ半年も経っていないけど、どうかな? 予想通りだったかな? 【沢田】今の状況を予想できた人はいないでしょう。そんなに高い期待をしていたわけじゃないけど、ここまでとは・・・。 【深沢】もうちょっと、仕事をして欲しかったよね。だいたい、ここまで議会との関係がこじれるとは思わなかったね。 【沢田】長年政治家をやっ ...

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【日本移民の日2019】「サンパウロ新聞は私の青春でした」

堤剛太さん

「サンパウロ新聞は私の青春でした」=ベレン支局長、堤剛太さん  サンパウロ新聞ベレン支局の堤剛太支局長(71、宮崎県)は、1974年3月に渡伯しサンパウロ新聞本社編集部に勤め始めた。パラー州ベレン市には77年から移り、同社の支局長として働いていた。  サンパウロ新聞で最も印象に残っている仕事は、75年頃の「日本人学校女性教師自殺 ...

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【日本移民の日2019】サンパウロ新聞廃刊の経緯=元記者が書く最後の9カ月=赤字1千万レアル!? 読者1800人!?=分断する会社側と社員の気持ち=謎の投資家登場で二転三転

サンパウロ新聞本社

 2019年1月1日付の新年号を以ってサンパウロ新聞が廃刊となったニュースは、コロニア中に衝撃を与えた。廃刊の社告は18年12月20日付の新聞で出され、その2日後の22日付を以って日刊紙が終了。1946年10月12日の創刊から数え、72年間の役割を終えた。サンパウロ新聞に入社して約9カ月、思い返せば廃刊の兆候は至る場面で感じてい ...

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下議の夫が30発浴び死亡=実子と養子に殺害の容疑

フロルデリス下議とソウザ氏(16日付G1サイトの記事の一部)

 リオ市警が18日、16日未明にニテロイ市で起きたアンデルソン・ド・カルモ・デ・ソウザ氏殺害事件に関連し、ソウザ氏の実子のフラヴィオ・ドス・サントス・ロドリゲス容疑者(38)と養子のルーカス・ドス・サントス容疑者(18)の携帯電話の情報へのアクセス許可を要請した。  この事件は、フロルデリス連邦下議の夫で牧師のソウザ氏が、帰宅直 ...

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モロ法相が「元英雄」としてコメディのネタに=批判的な替え歌も登場

 ブラジル国内では9日以降、2014年のラヴァ・ジャット作戦開始以来、「ブラジルの新しいヒーロー」とまで呼ばれていた元同作戦担当判事で現法相のセルジオ・モロ氏の判事時代の実際の姿が情報リークで暴露され、大騒動となっているが、その影響が芸能界にまで及んでいる。  そのひとつが、15日夜に放送された、グローボ局の人気お笑い番組「ゾー ...

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