茨城県庁が主催する「平成30年度南米交流推進青年派遣事業」により、同県出身の大学生2人が19日から3月5日まで、サンパウロ市に滞在する。昨年第1回目はアルゼンチン派遣で、2回目の今回はブラジルに派遣となった。 同事業は、若い世代を南米に派遣し、現地の日系人と交流して絆を深め、県民と在南米茨城県人会との交流を活性化することが目 ...
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新年会に150人集まる=南大河州の鹿児島県人会
第39回南大河州鹿児島県人会の新年会がイボチで1月19日(日)に開かれ、約150人が集まり、盛大に祝いました。 新会長の笹田ルイスさんは、「20人の役員のおかげで毎年この会が開ける」と謝辞を述べました。 ポルトアレグレの近藤領事事務所長と、ブラジル鹿児島県人会の内村アケミ副会長も出席し、内村さんは「去年は第1回鹿児島世界大 ...
続きを読む »■ひとマチ点描■「五箇条の御誓文」のプレート
「『寺田さんは日本に対する愛国心が強いから持っててくれ』と藤本さんがくれたんです」――サンパウロ州サンカエターノ市在住の寺田専登(せんと)さん(86、二世)は来社し、そういって「五箇条の御誓文」のプレートを見せてくれた。 寺田さんは1933年に当地で生まれたが「日本に帰るのだから」と家庭内では日本語のみ。厳しい日本語教育も受 ...
続きを読む »「かなえ合同歌集」追悼刊行=亡き歌人、藤田朝壽さんに捧ぐ
亡きコロニア歌人・藤田朝壽さんに捧げる追悼歌集『かなえ合同歌集』(全160頁)が今年1月に刊行された。 昨年1月4日に亡くなった藤田さんは、サンパウロ新聞歌壇や老荘の友で選者を務めていた歌人。15年に亡き妻に捧げた自選歌集『赭き大地を』に続け、2冊目となる自選歌集を準備していたところ、志半ばで逝去した。残された遺作は僅かで一 ...
続きを読む »大耳小耳
今週に入り、3つの日本からの研修団が立て続けに来伯している。どの団体も大学生が中心で、日本の冬休み時期だからだろう。驚いたのは、団体のほぼ9割以上が女性参加者なこと。日本の場合、女性の方が男性よりもグローバル思考が高いとは最近よく言われるが、今回の女性率の高さからも頷ける。また、デカセギ子弟の日系人も何人かおり、自分の経験から ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第四部=ドラマの町バストス=外山 脩=(18)
蚕糸の鬼 話を終戦直後に戻す。 バストスでは蚕糸業者が次々、廃業していた。そういう時、その蚕糸業に執着していた男がいた。 橋本光義という山梨県人である。資料類は彼を「短躯ながらも剽悍、直情径行、志操強靭、蚕糸の鬼」と形容している。1900(明33)年の生まれで「蚕の中で生まれ、蚕と共に育った」という。生家が養蚕を営んでいた ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(54)
こうして、彼らは別の道を歩むことになった。 正輝は父親と同年輩の移民のやさしい家族に迎えられた。名前を稲嶺盛一といい、妻は沖縄でよく使われるウマニーという愛称でよばれていた。彼女は正輝を自分の息子のようにあつかった。稲嶺盛一は新城村出身でも、具志頭郡出 身でもなかった。彼は沖縄の南、島尻からきていたが、方言はほとんど同じなの ...
続きを読む »「極右」を通り越して「王朝の権力争い」
1月中旬からのボルソナロ政権のつまづきがお粗末だ。それを引き起こしたのはボルソナロ大統領自身ではない。それを起こしたのはまぎれもなく、彼の息子たちだ▼つまづきの発端となったのは長男フラヴィオ上院議員の、リオ州議員時代の幽霊職員の不正雇用疑惑で、昨年末にさかのぼる。疑問に満足に答えることなく、ふがいない姿を露にした。疑惑の捜査に ...
続きを読む »イベント情報
EXPOSIÇÃO EXPOSIÇÃO “RUY OHTAKE: O DESIGN DA FORMA” Curadoria: Fábio Magalhães, Marili Brandão e Priscyla Gomes. Onde: Instituto Tomie Ohtake (Rua Coropés 88, ...
続きを読む »《ブラジル 鉱山ダム決壊事故続報》5ダム周辺の住民75人退避=決壊したのと同じ方式で建設
【既報関連】ミナス州ブルマジーニョ市で1月25日に発生した大型鉱山ダム決壊事故に関して、ダム管理会社の鉄鋼大手ヴァーレは、同じミナス州のオウロ・プレット市、ノーヴァ・リマ市内にある五つのダムの周辺エリアから総勢75人の住民の一時退避活動を始めた。 五つのダムは、ヴァルジェン・グランデダム(ノーヴァ・リマ)、フォルキーリャⅠ、Ⅱ ...
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