ホーム | 2019 (ページ 361)

2019の記事一覧

《ブラジル 鉱山ダム事故続報》死者134人、行方不明者199人に=ミナス州最大鉱山に採掘停止令

泥に飲み込まれ完全に破壊された車両が事故の大きさを物語る。(Embaixada de Israel)

 【既報関連】2月4日、ミナス州ブルマジーニョの鉱山ダム決壊事故から11日が経過した。懸命の捜索、救助活動が続く様子を、4日付伯字各紙・サイトが報じた。  4日の事故現場周辺は朝から雨が降り、捜索活動は一旦中断されたが、雨が降り止んだ午後には再開された。  消防隊員らは、パラオペバ川付近を中心に捜索を行った。川の色は流れ込んだ汚 ...

続きを読む »

東西南北

 4日からサンパウロ市の公立校の授業が再開しているの一方で、教員たちがストを行なうとの噂が流れはじめている。今回、彼らが意図するストは、給与というよりも、社会保障制度改革を意識したものになりそうなので、こじらせると大問題になりかねない。さらに市の保健機関や地下鉄の職員らもストをほのめかしはじめている。いずれも市民の生活と密着に結 ...

続きを読む »

沖縄青年協会が総会と生年祝い=「ブラジルきて良かった」

元気に乾杯する皆さん

 在伯沖縄青年協会(知念直義会長)は定期総会・新年会・生年合同祝いを1月26日午後、サンパウロ市の沖縄県人会本部で開催し、家族も含めて約60人が参加した。  松本正雄さんの司会により始まり、知念会長は「今年もピクニックを行ないますので、皆さんこぞってご参加を。今年も楽しくやりましょう」と呼びかけた。金城幸吉さんが会計報告、神山義 ...

続きを読む »

日本式介護18人が修了=CIATE介護実務講習

受講証明書を手にする受講者ら

 国外就労者情報援護センター(CIATE、二宮正人理事長)は1月14~17日、サンパウロ市文協ビル内の同センター会議室で、日本での介護職就労希望者を対象とする介護実務講習を行った。  日系の中年女性を中心に19人が参加し、JICAシニアボランティアとして来伯中の日本人介護士、長橋秀樹、鳥羽肇、村田菊代、長谷川美津子4氏から日本式 ...

続きを読む »

日本語音声教育講習会=申し込みは11日まで

 日本語音声教育講習会「OJAD(オンライン日本語アクセント辞書)とそれを用いた音声指導」が26日午後1時から、ジャパン・ハウスのセミナールーム(Avenida Paulista, 52)で行われる。入場無料。定員30人で要予約。  国際交流基金サンパウロ文化センターとサンパウロ大学の共催。東京大学大学院工学系研究科の峯松信明教 ...

続きを読む »

ピンドラーマ=2月号

 コジロー出版のブラジル情報誌「ピンドラーマ」2月号が出版された。  「せきらら☆難民レポート」では、ギニア共和国出身のチエルヌさんを取材。丁寧でスピーディーな服作りが人気な同氏が祖国からブラジルへ来た過去と、当地での生活が書かれている。  好評連載中の「移民の肖像」「白洲太郎のカメロー万歳!」「クラッキ列伝」のほか、グルメ、イ ...

続きを読む »

或る「俳句会」に参加して=リオ大学日本語科学生さん達の体験句会=サンパウロ州アルミニオ市 伊那宏

初めての句会に挑戦するリオ州立大学日本語科の学生の皆さん

 去る1月23日、サンパウロ市内ピリツーバに在る浄土宗派日伯寺において、リオ州立大学日本語科の学生さん25名ほど(教師数名含む)が集まって俳句会が催された。彼らは1週間の日程で日本文化体験ツアーを組まれ、同寺院に宿泊滞在された。俳句会はその一環として催され、23日午前9時から正午まで3時間の予定で、同寺院のサロンにて行われたのだ ...

続きを読む »

『百年の水流』開発前線編 第四部=ドラマの町バストス=外山 脩=(5)

現地測量隊(1928年)

不吉な兆し  連合会の移住地用の土地選定は、無理を犯して始めたが、やはり端(はな)から問題を孕んでいた。地質である。バストス移住地の土は、粒子が大きくて保水力が弱く、作物に必要な栄養分が流れてしまう砂地が多かったのである。  普通の農作物には不向きであった。最初に予算をケチった結果である。それと、1万2千アルケールもの広さの原始 ...

続きを読む »

アユタヤ日本人町の二の舞を演じるな=サンパウロ新聞廃刊について思うこと

サンパウロ新聞通常号の最後の紙面

 昨年末をもってサンパウロ新聞(以下、サ紙)が廃刊した。あちこちから「それについて書かないのか」とせっつかれる。他人ごとではないだけに非常に気が重いテーマだ。まず思い浮かぶのは「お疲れさま。お互いよくここまで持った」という感慨だ。110周年まで日刊2紙が生き残ったこと自体、移民史上の奇跡ではないかと思う。  邦字紙が廃刊するのは ...

続きを読む »

《ブラジル ダム決壊事故続報》死者110人と行方不明238人=初七日ミサ、生存は絶望視=問われる新政権の環境政策

州政府が「触ってはいけない」と呼びかける泥に、全身まみれて救助活動を行う消防隊(Bombeiros/MG)

 【既報関連】1月31日、ミナス州ブルマジーニョの鉱滓ダム決壊事故から1週間が経過した。同日夜の段階で確認された死者の数は100人を超え、行方不明者238人の生存も絶望視されていると、1日付現地各紙が報じた。  1月31日夜の時点で確認された死者の数は110人で、71人の身元が判明している。無事や所在が確認されたのは394人で、 ...

続きを読む »