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2019の記事一覧

県連故郷巡りアマゾン=90周年に沸く「緑の天国」=(18)=マナウス 日系団体と進出企業が結束

 アマゾナス劇場の中に入るまでは、しばらく外で待機した。故郷巡り一行の中には、連日忙しい日程をこなしているため、疲れた顔で開場を待つ人も。そのまま30分程が経ち、ようやく中に入ることができた。  地元のスタッフが出迎え、式典参加者らを劇場内に誘導する。その中には、西部アマゾン日伯協会の会長で、祭典実行委員長を努める錦戸健さん(6 ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(166)

 この法令が可決されたことで、コウト・フィーリョはこう思ったに違いない。  「なんとか〝丸〟とかいう移民船に乗った何万人もの黄色いヤツらがやってきて、戦場地のような植民地にばら撒かれた。侵略手段として、黄色い危険者たちはその地に根を下ろしていった。ところが、抜け目のない日本政府は執拗に迫り、法を破って、日本人を際限なく送り込んだ ...

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《ブラジル》パンタナルで大規模火災=リオ市に相当する面積を焼失

 南マット・グロッソ州のパンタナルで起きた火災が、10日間でリオ市に相当する面積焼失という甚大な被害をもたらしている。  今回の火災が発生したのは10月26日で、27日夜には、国道262号線沿いから、さらに奥のアクセスが困難な地域にまで広がった。国道262号線は、ボリビアとの国境や複数の市を繋ぐ同州一の幹線道路だ。  火災が発生 ...

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《ブラジル》ボルソナロ大統領=「録音記録にアクセスしていた」=「証拠隠滅」と批判殺到=マリエレ事件関与疑惑が再燃=リオ市警やグローボに圧力も

 ボルソナロ大統領は2日、マリエレ・フランコ元リオ市議殺害事件の実行グループの一人、エウシオ・ケイロス容疑者が犯行数時間前に自宅を訪れた容疑に関し、「(コンドミニオの入り口詰め所の)音声記録を、操作・改ざんされないうちに入手していた」と発言。これが「証拠隠滅」だとして騒ぎを拡大させている。3日~5日付現地サイトが報じている。   ...

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《ブラジル》海洋公園にも原油到達?=クジラやサンゴへの影響は=デルタ社は原油漏れを否定

 【既報関連】8月30日から続く北東部への原油漂着が、南米一の海洋生物の宝庫、アブロリョス国立海洋公園を脅かし始めたと3~4日付現地紙、サイトが報じた。  2日現在の原油漂着確認地点は、9州101市、296カ所で、2日も原油塊が見つかった場所は49カ所あった。また、海軍は2日、アブロリョス諸島の一つで海軍が管理する灯台もあるサン ...

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《ブラジル》ENEM=同性愛や軍政の出題はなし=人権関係多く、作文は仰天出題

 3日、大学入試なども兼ねた毎年恒例の学力試験「国家高等試験(ENEM)」の初日が行われた。ボルソナロ大統領になってから初めての同試験では、同性愛や軍事政権などの問題は出題されなかったが、人権や民主主義に関する出題は少なくなかったと、4日付現地紙が報じている。  昨年のENEMでは、同性愛者や服装倒錯者などに触れた問題が出題され ...

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《ブラジル》ミナス州マリアナ=鉱滓ダム決壊から4年=市役所の財務状況が改善

 2015年11月5日に起きた、ミナス州マリアナ市でのサマルコ社の鉱滓ダム決壊事故から丸4年が経ち、同市市役所が財務状況好転との報告書を初めて出したと4日付現地紙サイトが報じた。  3900万立方メートルに及ぶ鉱滓流出の爪あとは現在もまだ色濃く残り、賠償責任や刑事責任の追求も続いている。  鉱滓流出で破壊された集落再建は、市の財 ...

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《サンパウロ市》コーヴァス市長の退院延期=化学療法後、心臓に血栓見つかる

 癌の化学治療(療法)で入院中のブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長の心臓に新たな血栓が見つかり、退院が延期された。4日付現地紙サイトが報じている。  入院先のサンパウロ市シリオ・リバネス病院によると、この血栓は3日に行われたエコカルディオグラム(心臓超音波検査)で見つかった。  4日に行ったトモグラフィーでは癌の治療前に見つ ...

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東西南北

 いったんは解決したように見えたマリエレ事件の疑惑が消えず、さらには証拠隠滅疑惑、警察や放送局への威嚇疑惑が発覚し、踏んだり蹴ったりのボルソナロ大統領。これらはグローボ局との対決で生まれている問題だが、その一方でエスタードやフォーリャ紙が、同大統領と現在もめている社会自由党(PSL)のスキャンダル報道を展開。中には「幽霊候補で得 ...

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令和元年秋の叙勲15人に=日伯交流に尽力した功労者ら=二宮氏「生涯現役で努める」

 日本政府は令和元年秋の叙勲受章者を3日に発表した。ブラジル在住者からは邦人3人を含む15人が受勲した。その一人、二宮正人氏(70、長野県)は「日系社会にはもっと素晴らしい功績を上げた方々がいる。その方々を差し置いて受章するのは申し訳ない」と謙遜しつつ、「弁護士も大学教授も通訳も生涯現役で努めていく」と決意を新たにした。原田清氏 ...

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