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2月 2020の記事一覧

臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(206)

 けっきょく、新しい家でのはじめての食事は房子が出発前にアララクァーラでつくって旅行中ずっと膝に抱えてきた弁当で間に合わすことになった。みんなが腹を満たす量はなかったが、空腹をごまかすことはできた。  ドン・ペドロ・プリメイロ大通りはまだアスファルトが敷かれていなかったが、バスは通っていた。ピレス区とルジッタ区からくるバスが家の ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(205)

 引越し荷物は多くはなった。ガスレンジはまだなかった。家族が少なかったころから使われていた古いベッド、台所用品、衣類など。値打ちあるものといえばジャカランダ材のテーブル、食器棚つき戸棚だけだった。この戸棚は20年ちかく使われ、移転するたびに運ばれたのに、疵ひとつなかった。また、引越し後しばらくの間、困らないように房子が何ヵ月もか ...

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県連日本祭りで「日本移民ショー」改訂版再演を!

 「こんな解釈があるのか!」――9日に行われた憩の園チャリティ歌謡祭「日本移民ショー」の出だしは、実に衝撃的だった。  90年代に一世を風靡した、当時の若者風俗を代表するような尖ったビジュアル系ロックバンド「XJapan」の音楽を使って、「明治の精神」を受け継ぐような日本移民史を表現しようなどという試みは、少なくとも日本では通常 ...

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東京五輪=シェイトが7度目の五輪出場を決める=セーリングで過去メダル5個の47歳

 ブラジルを代表するセーリング競技者、ロベルト・シェイト(47)が13日、7大会連続での五輪出場を決め、東京五輪にレーザー級の選手として参加することになった。  これは、オーストラリアのメルボルンで11日から開催中の世界選手権で、13日、シェイトが2度トップ10(7位と9位)に入り、総合順位を29位に上げたことで決まったものだ。 ...

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リオ州=麻疹による初の死者発生=予防接種開始年齢前の男児

 リオ州保健局が13日に、1月6日に亡くなったダヴィ・ガブリエル君(8カ月)の死因は麻疹(はしか)だったと発表した。  ブラジルでは麻疹は絶滅したといわれていたのに、2年前に外国人難民の中にいた患者から感染が拡大。他州では死者も出ていたが、リオ州での死者は10年以上報告されていなかった。  ガブリエル君は、昨年の12月22日に肺 ...

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ブラジルは犯罪規模も桁外れ=ギャングからの押収品の売却益だけで年50億円?

 スポーツカー、高級住宅、プライベートジェット、農場や大量の家畜など…。これらは、ブラジル法務省がブラジルの犯罪者やギャング組織から押収し、売却した財産の一例だ。  昨年は、犯罪者たちが汚職や薬物密売などで違法に集めた財産を現金化して得られた利益が、9100万レアル(およそ23億円)に上った。  犯罪者から押収した財産の管理を担 ...

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ブラジル銀行=「民営化議論すべき」と総裁=昨年は178億レアルの純利益計上=ブラジル主要4銀行内で純利3位

 国営のブラジル銀行(BB)は昨年第4四半期、前年同期比で20・3%増となる、46億レアルの純利益を計上。2019年全体の純利益は178億レアルで、前年比32%増だったことが分かった。13、14日付現地各紙・サイトが報じている。純利益トップ4銀行の中で唯一の国営銀行であるBBのルベン・ノヴァエス総裁は、「BBが民営化されれば、よ ...

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ゲデス経済相=問題発言連発に懸念の声税制や行政の改革の妨げに

 「家政婦がディズニーランドに行く時代は終り」など、パウロ・ゲデス経済相の相次ぐ失言が、低所得層を中心とした国民や連邦議会を不快にさせ、税制改革や行政改革の法案が議会通過させる上での支障になっている心配する声があがっていると、14日付現地紙が報じている。  ゲデス経済相が12日に行った、「ドル高は良いことだ。家政婦がディズニーラ ...

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《ブラジル》生命に関わる悪ふざけ流行=頭蓋骨骨折や死亡例の報告も

 インターネット上で、「人間ルーレット」「頭蓋骨壊し」「デザフィオ・ダ・ラステイラ」などと呼ばれる、非常に危険な遊びの動画が出回っており、親や教師、医師の間で懸念が広がっていると12、13日付現地紙、サイトが報じた。  識者達が悪質な悪ふざけと批判する遊びは、3人が並んで行うもので、両端の2人が何も知らない仲間に、「こうやって飛 ...

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《ブラジル》汚職嫌疑で裁判中のルーラ元大統領がローマ教皇とヴァチカンで面会=国外渡航禁止措置なく

 ローマ教皇フランシスコ1世は13日、ルーラ元大統領とヴァチカンで1時間程度の私的会談を持ったと、13、14日付ブラジル各紙が報じた。  ルーラ元大統領は、サンパウロ州グアルジャーの高級住宅を巡る収賄や資金洗浄疑惑で2審有罪となり、18年4月から禁固刑になっていた。  しかし、ブラジル最高裁が「2審有罪後に上告審が残っている(高 ...

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