新型コロナウイルス(COVID-19)の治療法が確立されていない現状、「罹患しないこと」と「感染を拡げないこと」が何よりも重要だ。特に重症化しやすく死亡率も高い高齢者は、家庭でどのような対処をすれば良いか。日伯援護協会で小児内科や巡回診察を行う荒堀幸子医師と、サンタクルス病院(HSC)の感染症専門医の矢野マイザ春美医師に聞いて ...
続きを読む »2020年3月26日の記事一覧
新日系コミュニティ構築の鍵を歴史に探る=傑物・下元健吉=その志、気骨、創造心、度胸、闘志=ジャーナリスト 外山脩=(2)
半世紀以上も昔のことであるが、筆者はある人物の壮年期の顔写真を初めて見た時、小さな衝撃を受けた(凄い面構えだ!)と。巌の様な骨相であった。眉は長く太く、口も大きく、鼻と頬骨とあごが突き出し、写真でありながら強烈な“気”を発していた。これが下元健吉であった。 彼と同時代、日系社会の指導者の一人であった山本喜誉司は、観相の心得があ ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(233)
たしかに、近づいてくる人たちのなかに、見違えるほど整った服装のネナがいた。だから、ツーコはネナだと気づかなかったのだ。三人は懐かしさのあまりネナのほうに走った。ネナはきれいに着飾り、パーマまでかけていた。両親に合わせようとわざわざ連れてきてくれたのだ。 ツーコはこんなにおしゃべりなネナを見たことがない。姉は話しつづけた。 ...
続きを読む »希望の家がサンパウロ市事務所の業務を一時休止
重度知的障害者が入居する福祉施設「希望の家福祉協会」は、現在蔓延している新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、サンパウロ市の事務所の業務を一時的に休止すること発表した。 同福祉施設自体の介護サービスは通常通り行う。サンパウロ事務所が休止する間の問い合わせなどの窓口業務は、メール(contato@kibonoie.org ...
続きを読む »現実を見ないリーダーの怖さ
24日、ボルソナロ大統領が再び、知事や市長達が採用した新型コロナ対策を批判、国内外から非難の声が上がった。 「高リスクの高齢者への外出制限はわかるが、低リスクの子供などへの休校措置や商店閉鎖などは必要ない」とし、感染拡大抑制のための外出自粛措置や交通機関の制限などを批判したのだ。 外出自粛措置は、採用した時期により感染拡大 ...
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