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4月 2020の記事一覧

《ブラジル》先住民、5日で感染者3倍に=コロナ禍で熱帯雨林伐採が激増

 【既報関連】新型コロナウイルスの感染拡大が世界中を脅かす中、物言わぬ森林やより脆弱な先住民も危機に直面していると26日付現地紙サイトなどが報じている。  森林が危機に直面している一例は法定アマゾンだ。昨年は国際社会が法定アマゾンの森林伐採や森林火災の増加に警告や抗議の声を上げたが、今年はコロナ蔓延で、国際社会の目も届き難い。 ...

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大統領の罷免請求が殺到=鍵を握るのはセントロン

 セルジオ・モロ法相の電撃辞任後、ボルソナロ大統領への罷免請求が加速していると、24日~27日付現地紙、サイトが報じている。  ボルソナロ大統領の罷免請求は、大統領が軍政復古を支持するデモに参加した19日以降、加速傾向にあったが、24日のモロ法相辞任でさらに強まった。  モロ氏辞任以降、政党ではブラジル社会党(PSB)、REDE ...

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米航空大手ボーイング=エンブラエル(ブラジル)との合弁破棄=エンブラエルは裁判外紛争解決手続きを開始

 【既報関連】米国の航空機メーカー、ボーイング社は25日、ブラジルの航空機メーカー、エンブラエル社と合意していた合弁事業契約を破棄すると発表したと、25~27日付ブラジル国内のニュースサイトが報じた。  両社は、エンブラエル社の商用航空機部門を切り離す形で発足する新会社に、ボーイング社8割、エンブラエル社2割で出資することで合意 ...

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東西南北

 24日のセルジオ・モロ法相の電撃辞任の後、2017年以来初めて、ボルソナロ大統領のSNS上のフォロワーが減ったという。大統領は同日の午後3時20分までに計4万8743人のフォロワーを失った。息子3人と合わせると8万6427人を失ったという。逆にモロ氏のフォロワーは約16万人増えたとか。ネット上での熱狂的な人気に支えられていた大 ...

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「〝ボウソウナロ〟と一蓮托生」=大統領応援の誤字ハッシュタグが大量に

 26日午後、ボルソナロ大統領支持者と思われる一団がツイッター上に応援のハッシュタグを大量に揚げたが、「ボウソウナロ」という誤字で挙がってしまう珍現象が起き、「多くの人が同時に同じ間違いをするのか」との疑惑が生まれた。  問題となったハッシュタグは「ボウソウナロと一蓮托生(フェシャード・コム・ボルソナロ)」というもので、それ自体 ...

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コロナ検査少ないブラジル=1千人あたり僅か0・63人

 英国のオックスフォード大学が作成したデータに基づいてBBCニュースブラジルが行った国際比較によると、ブラジルは新型コロナウイルス感染検査が少ない国の一つであることが分かった。  ブラジル保健省によると、ブラジル国内の公共医療機関では、4月20日までに13万2467件の新型コロナウイルス感染検査の解析が行われた。また、解析中の検 ...

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樹海拡大版=えっ! コロナの最中に大統領罷免の動き、激動期に突入か

 コロナショックがキッカケで、ブラジルが激動期に入った感じがする。  1992年末、インピーチメント(罷免)直前に辞任したコーロル元大統領(現上院議員)が先週、「この映画は見たことある」とのコメントを発したという25日付ブラジル社会面記事には納得させられた。  大統領制最大の弱点は、大統領と連邦議員が別々に選ばれることだ。大統領 ...

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コロナ禍で危機迎えた福祉団体=資金捻出イベント続々中止=こどものその、希望の家、憩の園

 ブラジル全土の活動や経済を停滞させ終焉が見えない新型コロナウイルスの猛威。常日頃から資金不足に悩んできた福祉団体にとって、このパンデミックの中をいかに生き残るかが課題になっている。ポルトガル語姉妹紙「Nippak」21日付によれば、社会福祉法人「こどものその」(小田セルジオ会長)はその支援イベント開催を2日前に中止を余儀なくさ ...

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新日系コミュニティ構築の鍵を歴史に探る=傑物・下元健吉=その志、気骨、創造心、度胸、闘志=ジャーナリスト 外山脩=(18)

 話を戻すが、役員をブラジル人に入れ代える時、下元は「経営の実権は、この俺がシッカリ握る」と周囲に明言していた。が、多くの組合員は危ぶんでいた。結果的には、補佐役に過ぎない下元が、役員を駆使しているのを見て驚いたという。  また下元は「もし連中が、組合を食い物にしたら、俺が日本刀で叩き斬る」とも断言していた。連中とはインテルベン ...

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特別寄稿=ラ米諸国の経済回復の見通し=中南米も中国の代替生産地候補?=パラグァイ在住 坂本邦雄

 先ず、一見したところでは最近の国際主要諸機関の、ラテンアメリカ経済の回復予想には泣きたくなる。  要するに、それらのコメントによると、過去約一世紀において、かつて無かった様な大不況に襲われると云うのだ。  しかしその中で、必ずしも見捨て難い、〃好ましい情報〃が無い訳でもない。  確かに、IMF(国際通貨基金)は、ラテンアメリカ ...

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