4月22日に行われたボルソナロ大統領とセルジオ・モロ前法相らの会合を録画したビデオ提出を最高裁のセウソ・デ・メロ判事が命じたが、連邦総弁護庁は難色を示して、5日に同判事に判断再考を促した。連邦政府は「国家機密レベルの内容が含まれているから」というが、会合に同席した軍人閣僚3人への捜査命令(事情聴取)に驚き、軍部が「司法による干 ...
続きを読む »5月 2020の記事一覧
《記者コラム》「詰めが甘い」というモロ氏の弱点
「5日はブラジル政界にとって歴史に残る大スクープになるのでは」。そう期待していた人も少なくなかった。だが、結局、それは起こらなかった。 この日、2日に行われたセルジオ・モロ前法相の「ボルソナロ大統領が連警捜査に干渉した」疑惑についての供述内容が全編公開された。だが、この公開で勢いづいたのはモロ氏の側ではなく、むしろ大統領支持 ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(249)
ほんの少しの暇があれば、浜辺にいける。宿直がない水曜日か木曜日の夜、サントスのヴィラ・ベルミロ球場まで足を延ばしサッカーの試合が見られるかもしれない。チームにはジット、ラエルシ、フォルミガ、ペペ、パゴゴアンなどの名選手がそろっていた。また、ペレーとかいうおかしな名前の少年が頭角を現し始めていたときでもある。いい試合のある日曜日 ...
続きを読む »新日系コミュニティ構築の“鍵”を歴史の中に探る=傑物・下元健吉(23)=その志、気骨、創造心、度胸、闘志…=外山 脩
付記すれば、この間、信念派が大量に拘留されていたDOPSや未決囚拘置所に、コチアのマークを車体に記したカミニョン(トラック)が出入りする姿が、拘留者から目撃されている。 それを見て、常盤ホテルの集会での下元の「食糧はコチアで持つ」という発言を思い出す者がいた。その情報が外部に漏れ広がった。 以上の様な不手際の重なりで、信念 ...
続きを読む »まだ続くコロナ禍の延期=文協桜祭りと沖縄祭りも
まだ終息の兆しが見えないコロナ禍は、日系社会の伝統ある祭りにも影響を及ぼし、次々と開催が来年へ延期されている。今回延期が明らかになったのは、ブラジル文化福祉協会(石川レナト会長)がサンパウロ州サンロッケ市で7月4日、5日、10日、11日に開催を予定していた『第24回文協桜祭り』と、沖縄県県人会ヴィラ・カロン支部(小波津セルジオ ...
続きを読む »聖市=異例の車両乗り入れ規制=コロナ対策で11日から
サンパウロ市は7日、新たなコロナ感染防止策として「24時間のロディジオ」(車両乗り入れ規制)を11日(月)から開始すると発表した。ブルーノ・コーヴァス市長は「市をロックダウンさせないために」と実施に踏み切った理由を説明した。 通常の同規制は平日の通勤時間帯だけだが、今回は週末もふくめて24時間実施という異例ともいえる厳しいも ...
続きを読む »大耳小耳
コロナウイルス対策のために、サンパウロ州では7日から外出時のマスク着用が義務になり、「こんなに規則を守る人々だったか?!」とおどろくほど街ゆく人々が徹底して着けている。そんな中、リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街では、先週より道端でマスクを売っているカメロー(露天商)が増えた。マスク着用が義務となり、マスク需要が高まると踏み込ん ...
続きを読む »マスクをかければ大丈夫?
ボルソナロ大統領が反隔離を叫び始めて以来、外出自粛に疲れた市民や経済的に困窮した企業家や労働者達による反隔離デモが増えた。 他方、欧米諸国ではコロナ被害がひどいが、アジアでは感染者や死者が少ないと不思議がり、理由を探る人もいる。 社会隔離策は世界中で採用されているが、採用の時期などにより効果の差が大きい。中国武漢市は閉鎖開 ...
続きを読む »《ブラジル》決定力に欠けたモロ前法相供述=連邦政府は論破に自信?
5日、セルジオ・モロ前法相がパラマ州連邦警察で行った、ボルソナロ大統領の連邦警察干渉疑惑に関する供述内容が公開された。供述では、大統領の「自分はリオを管轄したい」との発言が注目され、最高裁が連邦政府に、モロ氏の辞任2日前の会議の録画を72時間以内に送るよう命ずるなどの動きも起きたが、証拠不十分の印象を残した。6日付現地紙が報じ ...
続きを読む »《ブラジル》死亡率高い熱帯地方=コロナ死者8037人に
【既報関連】ブラジル国内の新型コロナウイルスの被害拡大は止まらず、感染者数、死者数共に、世界の上位10位に入っている。6日夕方の各州保健局発表の集計では、感染者12万1778人、死者8037人だった。 5日午後7時に保健省が発表したコロナ死者数は7921人で、4日午後4時発表の7288人と比べると633人、4日夜8時発表の7 ...
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