2020年6月23日の記事一覧

《ブラジル》ケイロス関連疑惑ぞくぞく噴出=大統領長男の娘学費なぜ払う=不透明契約、怪しい逃亡協力者

 18日に逮捕されたボルソナロ一家の親友のミリシア、ファブリシオ・ケイロス容疑者絡みの不審案件は増える一方で、同氏をかくまっていたフレデリック・ワセフ弁護士にも新疑惑が持ち上がり、ケイロス氏の逃亡協力者の存在も新たに浮上している。20〜22日付現地紙、サイトが報じている。

続きを読む »

《ブラジル》コロナ死者数が5万の大台超える=感染者数100万突破に続き

 【既報関連】19日には感染者の累計が100万人の大台、21日には死者の累計が5万人の大台を超え、地域によっては隔離規制を厳しくしたり、都市封鎖を検討するところも出ていると19~22日付現地紙、サイトが報じた。  21日夜の保健省発表による感染者数は前日比1万7459人増の108万5038人、死者は641人増の5万617人だった ...

続きを読む »

《ブラジル》新文化局長にフリアス氏=大統領ファンのイケメン右翼俳優

 ボルソナロ大統領は19日、連邦政府特別文化局長に俳優のマリオ・フリアス氏を指名し、連邦政府官報で公示した。前任者二人が物議を醸した後だけあって、同氏の就任にもメディアでは厳しい批判が起きていると、20〜22日付現地紙が報じている。

続きを読む »

《ブラジル》国際投資家の間で増す懸念=低金利で旨み減り政治も混乱

 新型コロナウイルスの感染拡大は世界規模の景気後退(リセッション)を招く事が必至だが、国際投資家の間で投資対象としてのブラジルへの懸念が増していると20日付現地紙が報じた。

続きを読む »

東西南北

 18日のファブリシオ・ケイロス容疑者逮捕以来、彼をかくまっていたとされるフレデリック・ワセフ弁護士への注目度が急速に高まり、ピアーダ(冗談、笑い話)まで浮上している。このピアーダは、ワセフ氏がかくまっていたことを否定したグローボ局のインタビューで、女性ジャーナリストが「では、ケイロス氏はあなたの持ち家に、空でも飛びながら壁を超 ...

続きを読む »

中島宏著『クリスト・レイ』第2話

 一九三〇年代は、世界中からのブラジルへの移民の流れが最盛期を過ぎ、やや、その勢いが衰え始めたという時期に当たっている。  とはいうものの、毎年のように移民としての外国人たちが、後を絶たないという感じでやって来るという流れは、まだ相変わらず続いていた。ただ、ドイツやイタリアからの移民は徐々に減少し始めており、あの十九世紀後半に見 ...

続きを読む »

《ブラジリア》知事恐喝で農場主を捜査=近郊農村に極右軍事訓練キャンプ?

 イバネイス・ロシャ連邦直轄区知事を恐喝していた疑いや、反民主主義デモの指揮やその参加者に軍事訓練をさせていた疑いのある農場主への家宅捜索が、21日午前に行われた。同日付現地サイトが報じている。

続きを読む »

《サンパウロ州》コロナ禍=より脆弱な人への検査を拡大=今回の対象は23万人余り

 サンパウロ州政府が19日、新型コロナウイルスの感染拡大抑制策の一環として、より脆弱な人達を対象に、コロナウイルスへの抗体の有無を調べる検査を実施すると発表した。  実施予定検査数は23万3700件で、先住民や黒人集落住民、都市周辺部にある貧困者のコミュニティ、高齢者向け施設の収容者、必需サービスに携わっている公務員、刑務所職員 ...

続きを読む »

樹海拡大版=給付金集めて「日伯200周年基金」にしたら?

 少し気が早い話だが、もしも在外邦人にも給付金10万円が出た場合、その使い道について提案したいことがある。  共同通信は10日付で《『在外邦人に10万円給付検討/政府、自民の意見考慮』  政府は10日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急経済対策としている1人10万円の「特別定額給付金」について、海外在留邦人も対象にできない ...

続きを読む »

特別寄稿=「アメイジング・グレイス」の祈り=死んだら天国で黒人奴隷に詫たい=サンパウロ市ビラ・カロン在住 毛利律子

名曲に秘められた青年期の悲しい過ち  思いがけない外出自粛の生活の中で、老いも若きも、パソコン、携帯電話などを使ったオンラインでの仕事や、SNS(ソーシャル・ネットワーキング)という手段でのつながりが一段と活発になった。ネット社会が育む新たな人間関係で、楽しめる娯楽になったと言えよう。  遠く日本を離れ、高齢でブラジルに移住する ...

続きを読む »