下院は21日、基礎教育開発基金(Fundeb)を継続するための憲法改正法案(PEC)の審議を行い、圧倒的な多数で可決した。これは2026年以降に連邦政府の支出割合を26%に上げることも含んでおり、連邦政府は別の形を希望していたが大敗を喫した。22日付伯字紙が報じている。
続きを読む »2020年7月23日の記事一覧
《ブラジル》こじんまり始まった税制改革審議=ゲデス経済相は連邦議会まかせ=ただ付加価値税の承認を主張
21日に下院議会に提出された税制改革案の第一段階で、連邦政府は、社会統合基金/社会保険融資納付金(PIS/Cofins)を統合する「財・サービス納付金」(CBS)を提案して一括12%の課税としたが、銀行など金融機関に加えて保険や健康保険への課税は5・8%と低く抑える提案を行なった。
続きを読む »《ブラジル》大統領またコロナ陽性反応=3度連続、感染から2週間で
ボルソナロ大統領は21日、新型コロナウイルスのPCRテストを行ったが、3回連続で陽性反応がでたため、もうしばらく大統領官邸で隔離生活を続けることになった。22日付現地サイトが報じている。 今回のテスト結果は22日午前、連邦政府から発表された。大統領は21日に血液と口中の粘液で検査を行い、陽性反応が出た。「大統領は医療スタッフ ...
続きを読む »《サンパウロ州》コロナ感染者数で新記録=1日で1万6777人増
サンパウロ州は22日、過去24時間での新型コロナウイルスの州内新規感染者が1万6777人と過去最高を記録したことを発表した。22日付現地サイトが報じている。
続きを読む »《ブラジル》バッタ大群が国境再接近=農薬散布用に400機待機
バッタが再び、アルゼンチン側から国境に再接近していると21日付のエポカ誌が報じている。以前接近が報告された6月24日のウルグアイ領130キロ地点よりも近い、120キロ地点で観測された。 バッタはパラグアイで発生し5月中旬にはアルゼンチンへ到着、農作物への多大な被害をもたらした。6月24日に接近報告を受けた農業省は、リオ・グラ ...
続きを読む »東西南北
サンパウロ市カーニバルのデスフィーレ(パレード)に出場するエスコーラ・デ・サンバ(サンバチーム)が「来年のカーニバルは5月に開催してほしい」と、主催者である市に希望していることがわかった。通常は2~3月。20日にスペシャル・グループに属するチームの連合会「LIGASP」の会合で意見でまとまった。同連合会はすでに「我々はパレード ...
続きを読む »特別寄稿=メキシコ革命に参じた日本人移民=300人が革命軍に「就職」=メキシコ在住 荻野正藏
革命はじまる 革命は男の夢を掻き立てるものです。革命という言葉を聞いただけで、昔の人は血湧き肉躍ったものでした。 ロシア革命に先立つこと7年、メキシコにも革命がありました。そんな革命の中で日本人移民がどう生きてきたか、が今回のテーマです。 まずは、メキシコ革命がどうして始まったのか、から説明します。 メキシコは1810年 ...
続きを読む »俳誌『蜂鳥』34年の歴史に幕=遺志継いだ久子さんも高齢で=コロナ収束後に句会再開予定
伝統ある俳誌『蜂鳥』(富重久子代表)が、クアレンテナ直前の今年2月に刊行された349号をもって終刊となっていた。富重かずま(山口県、本名=計馬)さんが創刊し、1986年3月から34年続く歴史の幕を下ろした。終刊について選者の久子さんほか、編集を手伝っていた串間いつえさん、田中美智子さんへ電話で取材を行った。 以前は5人いた編 ...
続きを読む »日本移民と感染症との戦い=世界最大の日本人無医村で(13)=基礎体力を落とす「十二指腸虫病」
移住地で流行った感染症の中で、「十二指腸虫病」も深刻だった。これは、鉤虫を原因とする寄生虫病の一種で、かゆみを伴う皮膚炎の原因となる。寄生虫幼虫の刺激により咳・咽頭炎を起こし、重症になると、寄生虫の吸血により軽症~重症の鉄欠乏性貧血まで起こす。 同仁会の細江静男著『ブラジルの農村病』(ブラジル日本移民援護協会刊、1968年) ...
続きを読む »「こどものその」屋根改修計画=草の根資金協力オンライン供与式
在サンパウロ総領事館(野口泰総領事)は7月14日(火)午前10時、社会福祉法人こどものその(小田押本セルジオ理事長)への草の根・人間の安全保障無償資金協力による同施設女子寮屋根の全面改修工事が完了した事を受け、オンラインで供与式を行った。 同施設の女子寮は築50年経過しており老朽化による雨漏りが著しく、カビ発生や断熱性能低下 ...
続きを読む »