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7月 2020の記事一覧

日本移民と感染症との戦い=世界最大の日本人無医村で(11)=何万匹の虫にたかられる生活

沼田信一さん

 「信ちゃん」こと沼田信一さんは、1933年7月にありぞな丸で来伯し、サンパウロ州セッテ・バーラス植民地に入植、翌年5月にパラナ州ロンドリーナ市郊外に移転し、同市入植の草分けとして一貫して農業に携わってきた有名人だ。  パラナ日伯文化連合会相談役も務めるほど人望が厚く、第10部まで発刊された『信ちゃんの昔話』シリーズや『日本人が ...

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JICA=日系社会リーダー育成事業=21年度の留学生募集中

日系社会リーダー育成事業の留学生たち

 JICA(国際協力機構、北岡伸一理事長)は2021年度の日本への留学支援希望者を募集している。同事業は中南米国籍の日系人を対象に、将来の日系社会を担うリーダーを育成し、移住者の定住や安定を図ることを目的にしている。締め切りは9月14日、募集要項は次の通り。 ■募集分野 ▼日系社会・居住区の経済発展、社会開発に寄与する分野。ただ ...

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中島宏著『クリスト・レイ』第15話

 まだ、挫折というものを本格的に経験したことのないこの若者には、そのことがごく自然な形で信じられたのであろう。それだけに、彼は常に努力を怠らなかった。そこがアヤも言う、集中力のすごさに繋がるのかもしれなかったが、そうなるとこれは、持って生まれた才能とも呼ぶべきものなのであろう。 いずれにしても、このような状況になるとは、マルコス ...

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東西南北

 コロナ禍まっ最中のブラジルで、最初の大きなタイトルとなるリオ州選手権の決勝戦第2試合が、人のいないマラカナン・スタジアムで行われ、フラメンゴがフルミネンセに1―0で勝利した。2試合の合計スコアでも3―2となり優勝を飾った。フラメンゴは昨年の全国選手権制覇、南米一に輝いた勢いをそのまま継続した形になった。この試合の模様は、大統領 ...

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《ブラジル》大統領が再検査でもコロナ陽性=Hクロロキン服用で回復主張も=「推奨していない」と迷走

 ボルソナロ大統領は15日、新型コロナウイルスのPCR再テストの結果を発表し、7日と同様「陽性」であったと発表した。大統領は自らが推奨していたヒドロキシクロロキンを服用していた。16日付現地紙などが報じている。

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《ブラジル》元保健相「コロナで20対1の大敗」=感染者200万人越え=サンパウロのカーニバルにも暗雲

 保健省による16日晩発表で、新型コロナウイルスの感染者数が200万人を超えた。1日の感染者数は4万5403人(計201万2151人)、死亡者数は1322人(計7万6688人)となり、依然として米国についで世界2位だ。現在に至るまでの2カ月間、正式な保健大臣は任命されず、現役陸軍中将であるエドゥアルド・パズエロ氏が代行し、15人 ...

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《ブラジル》最高裁が連警にFBデータ捜査を許可=「嫌悪部隊」実態が明らかに

 ボルソナロ大統領の関係者や社会自由党(PSL)とつながりのあるフェイスブックやインスタグラムのアカウントが先週大量削除された。最高裁のアレシャンドレ・デ・モラエス判事は15日、連邦警察に対してそのデータを同社から提供を受けて捜査に使うことを認めた。16日付現地紙などが報じている。

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《ブラジル》コロナ禍で企業の4割が停止=営業続けても7割に打撃

 新型コロナウイルスの影響で、国内の40%の企業が業務停止に陥ったと、16日付G1サイトなどが報じている。

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《ブラジル》宅配の惣菜パンに人の指先?!=調理人が誤って切断事故

 11日の夜、サンパウロ市北部に住む14歳の少年が、カフェテリアからデリバリーで購入したエスフィーハ(アラブ式惣菜パン)を食べていたところ、中に切断された人間の指が入っていたを発見して通報する事件が起きた。グローボ局サイト15付などが報じている。  これは調理師である男性従業員(55歳)の指である事が明らかになっている。カラブレ ...

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特別寄稿=EUで最も有名な日本人女性=初の国際結婚、欧州で貴族に=サンパウロ市在住 酒本恵三

 「クーデンホーフ光子」という方を知っていますか?  日本人には余り知られていませんが、今から120年前、日本人として初めて国際結婚をし、後に「ヨーロッパの母」とまで言われ、EUで最も有名な日本人女性です。一体どのような方なのでしょうか?  1874年、青山光子は東京で骨董商をしている両親の元に生まれました。小学校を卒業後、政治 ...

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