サンパウロ市で51歳の黒人女性が、軍警によって地面に倒され、動けないように首を踏まれる映像が、テレビで12日に報道されて物議を醸している。これは5月に米国で起こり、全米規模のデモにつながった事件との類似性で語られ、ブラジルでの黒人に対する暴力問題を浮き彫りにした。13日付現地サイトが報じている。
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《サルバドール市長》来年のカーニバル中止も=「ワクチン未完なら」と示唆
バイア州サルバドールのACMネット市長(民主党・DEM)は13日、新型コロナウイルスの影響により、「来年2月のカーニバルを見合わせる可能性がある」と言及した。13日付現地サイトが報じている。
続きを読む »《ブラジル》インフレ0・26%上昇=デフレ終了、経済再開影響
地理統計院(IBGE)は10日、6月の広範費消費者物価指数(IPCA)が2カ月間のデフレから0・26%の物価上昇に転じたと発表したと10日付エスタード紙が報じた。物価の上昇はリオデジャネイロ州とサンパウロ州の燃料価格高騰による影響だと見ている。
続きを読む »東西南北
7日にコロナウイルス感染を発表したボルソナロ大統領だが、「本当にコロナにかかったのか」と怪しまれている。というのも、大統領夫人をはじめ、周囲にいた人たちのPCR検査の結果がみな「陰性」。むしろ大統領が「自分は陰性だ」と主張していた3月の頃の方が、本人の顔色が悪く咳こんでいたし、周囲に感染者が続出していた。今回はクロロキンを手に ...
続きを読む »希望の家=コロナ禍初の慈善イベント=成功させ17万レの収益=オンラインライブと物販で
「このコロナの影響で希望の家は経済打撃を受け、従業員を10人解雇しました。本当に苦しい状況です。そんな中このイベントで多くの方にご協力をいただき、感謝してもしきれません」――日系福祉施設「希望の家」の下本・明美・ジルセ理事長(三世)は、コロナ禍における最初の大型福祉イベントを成功させた喜びを、涙ながらにそう語った。 新型コロナ ...
続きを読む »《記者コラム》樹海=護憲革命と日本移民――他人ごとでない黒人差別
革命か、反乱か 米国などで反黒人差別「ブラック・ライヴズ・マター(英: Black Lives Matter)」の運動が起きているのを見て、ブラジルにおいては日本移民も人事ではないと感じた。そもそも、1888年の黒人奴隷解放令により、コーヒー農園で労働者が足りなくなったところから、最初はイタリア移民が導入された。だが奴隷同然の ...
続きを読む »久しぶりに店内で伯飯
外出自粛を段階的に緩和している現在、6日から飲食店は制限付きで店内で食事が可能になった。 オーリャ子もこの自粛期間の4カ月間は自宅や会社で弁当を食べる生活が続いた為、久々に店内でブラジル料理を食べることに。会社近くのバールに入店し、パルメジアーナ定食を注文。 料理を待っている時間、店内を観察していると、来客も店員もあまりコロナ ...
続きを読む »特別寄稿=驚くべき経歴の持ち主=ブラジル人歌手エドアルド=音楽評論家・音楽プロデューサー 小西良太郎
テーブルの上を透明のアクリル板が横切っている。その向こう側にいる女性は、フェース・シールドにマスク、おまけに眼鏡までかけているから、誰なのか判然としない。 と言っても、僕は居酒屋に居るわけではない。僕もマスクをつけたままだし、向き合う女性の右側に居る青年もマスクが大きめである。 新型ウイルスの非常事態宣言は解除されたが、東 ...
続きを読む »《ブラジル》ケイロス容疑者を自宅軟禁に=逃走中の妻にも、看護のため?=ノローニャ長官の忖度に批判
高等裁判所のジョアン・オタヴィオ・デ・ノローニャ長官は9日、ラシャジーニャ疑惑で先月18日から逮捕されていた、フラヴィオ・ボルソナロ上議の元職員、ファブリシオ・ケイロス容疑者と、逃走中の妻マルシア・アギアル容疑者に対して、刑務所収容から自宅軟禁に処分を切り替えた。ボルソナロ家を喜ばせたこの判断に対して、「大統領から最高裁判事に ...
続きを読む »《ブラジル》モウロン副大統領「近い将来、世界最大の農業国に」=アマゾン森林破壊批判に反論=地政学的な裏あると独自見解
アマゾン地域の不法森林伐採の横行についてアミルトン・モウロン副大統領は、「伐採に対する国際的な批判には、隠された商業的意図と、ブラジルの強みであるアグリビジネスへの地政学的な競争が反映している」と政府への責任追求を回避しようとするかのように述べたと、9日付エスタード紙が報じた。 環境問題でブラジルのイメージを悪くし、他国との ...
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