8日午後4時頃、サンパウロ市地下鉄5号線のアドルフォ・ピニェイロ駅の券売所の傍で、男性が女性を人質にとる事件が起きた。現場に駆け付けた軍警の特殊戦術行動隊が、犯人と交渉を行った結果、2時間以上を経た午後6時10分に女性は無傷で解放された。女性の背後に回って喉元にナイフを突きつけていた犯人も逮捕された。犯人の名前は明かされていな ...
続きを読む »9月 2020の記事一覧
《ブラジル》パンタナル=森林火災が40日超える=ジャガーの生息地脅かす
ブラジル中西部に広がるパンタナルでの森林火災が40日以上経っても鎮火せず、マット・グロッソ州の州立エンコントロ・ダス・アグアス公園の一部にも被害が及び始めた。
続きを読む »リオ連邦大学=独立記念日に設立100周年=スペイン風邪抑制で発足
リオ連邦大学(UFRJ)が7日に創立100周年を迎えた。 UFRJは1920年9月7日、エピタシオ・ペッソア大統領(当時)の大統領令で、当時既にあった単科大学(1792年創立で、職業教育中心に教育課程が編成されていたポリテクニックスクール、1808年創立の国立医科大学、1891年創立の国立法科大学の三つ)を統合して創設された ...
続きを読む »中島宏著『クリスト・レイ』第38話
「まあ、それだけ徳川幕府のあせりと、西洋から来たキリスト教という宗教に対する脅威は、普通ではなかったということね。 ただ、一方で、そこまで根深く広がってしまったキリスト教を、そんなに易々と絶やすわけにはいかなかったのも事実ね。これに対するキリスト教の信者たちの抵抗は、幕府が予期していなかったほどの激しさだったから、この問題はま ...
続きを読む »中島宏著『クリスト・レイ』第37話
「そのポルトガルの日本での勢力が弱くなったことと、キリスト教への弾圧が始まっていったこととは、どこでどう結びついているのですか。簡単に考えると、そこにはあまり直接的な関係はないようにも見えるけど」 「西洋の文明を初めて日本に運んできたのはポルトガルだったけど、最初は独占するようにして日本との商取引を進め、巨大な利益を上げたわけね ...
続きを読む »医療従事者の83%が燃え尽き症候群に
6日夜、伯字サイトの一つで、医療現場の83%に「燃え尽き症候群」の症状が見られるとの記事を見つけた。燃え尽き症候群は、一定の生き方や関心事に献身的に努力したが期待通りの結果が得られなくて感じる徒労感や欲求不満、または、目標達成後に生じる虚脱感を指す。 医師や看護師、看護助手などを対象とする調査の結果、同症候群の症状を呈した人 ...
続きを読む »パラナ州=柔道連盟に畳と柔道着寄贈=井上康生氏や日本外務省協力
8月27日、パラナ州柔道連盟に対して、日本から送られた畳91枚と柔道着100枚を寄贈する式典が、クリチバ市内の同連盟本部で行われた。在クリチバ総領事館の石田健治副領事(滋賀県、44歳)は柔道4段、現地で練習・指導に関わっていた関係で、総領事館と外務本省を通じて日本とのコンタクトを試みたところ、シドニーオリンピック柔道金メダリス ...
続きを読む »日本移民と邦字紙の絆=日系メディア百年史(2)
戦後に関しては、二世が台頭する1970年代以降にポルトガル語の日系メディアが勃興し、1980年代に全盛を迎える。 皮肉なことにそのメディアによって喚起された日本へのあこがれをいだいてデカセギブームにのって訪日した「ジャポネース(日系人)」たちは、日本で「ブラジル人」たる自分を発見していく。 一方、日本語の日系メディアは一世 ...
続きを読む »日本館に障がい者対策改修=市が予算11万レアル承認=林市議の尽力、年内竣工
ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)が運営する日本館の改修工事への予算として8月13日サンパウロ市官報で追加予算8万レアルが発表された。4月8日付同市官報で発表された段階では【変更】3万レアルだったが大幅な追加予算がおり、合計で11万レアルとなった。これにより、バリアフリー化設備や防火設備といった改修計画すべて賄える額に ...
続きを読む »日本移民と邦字紙の絆=日系メディア百年史=(1)
■はじめに■ この一文は、ブラジル日本移民百周年記念協会の事業として、日本語版百年史編纂委員会(森幸一委員長)から2010年12月に刊行された第3巻『文化編(1)』のために書いた「日系メディア史」を、加筆修正したものだ。 グローバル化する世界が意味することは、かつては地方内で完結していた経済活動や文化活動が、世界レベルの淘汰 ...
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