「しっかりと死に向き合った上で、本人がどの様な最期を迎えたいと思っているかを考えるのが重要です」――医療法人ゆうの森理事長で、当日の講師を務めた永井康徳医師は、在宅医療において重要な点をそう説明した。ブラジル時間の19日(月)20時、高齢化が進む日系社会に対し、独立行政法人国際協力機構(JICA)四国センターと「医療法人ゆうの ...
続きを読む »2020年10月24日の記事一覧
アジア系コミュニティの今=サンパウロ市で奮闘する新来移民=大浦智子=フィリピン編<4>
日本のイメージは働く場所 「リベルダーデ地区に日系コミュニティーがあることも知っていました。でも、まだ私はブラジルで日本人や日系コミュニティーと接触したことはありません」と、南国フィリピンのイメージ通りの陽気さで、満面の笑みを浮かべて話すのはジェニファー・ガブアットさん(35歳)。 フィリピンの南コタバト州コロナダルに生まれ ...
続きを読む »本紙への寄付者芳名
本紙愛読者の大城良雄さん、和田ハジメさん、リベイロン・ピーレス俳句部(中馬(ちゅうま)淳一さん、西川あけみさん、中馬和子さん、山城みどりさん)、および、匿名希望の篤志家の皆さまより寄付をいただき、ありがとうございました。
続きを読む »■訃報■ 安永忠邦さん
“移民の父”上塚周平を知る最期の生き証人、安永忠邦さん(二世)が23日12時に聖州プロミッソン市の自宅で老衰のために亡くなった。「上塚植民地」と言われた当時に、プロミッソンの自宅農園で生まれ育ち、そこで99歳の生涯を全うした。 戦時中に枢軸国移民が「敵性国民」と弾圧される中でもこっそりと日本語を教え、子供達に教育勅語を語りつ ...
続きを読む »中島宏著『クリスト・レイ』第63話
「最悪の場合は、この地を離れなければならないことになるかもしれないわね。 この地での生活の基盤が脆いものであれば、いつまでもこの土地にしがみついているわけにもいかないでしょう。その場合はつまり、集団でここから出て行くことになるわね。もちろんそれは、ここで生きていくための、すべての選択肢がなくなったという場合に限るということだけ ...
続きを読む »上皇ご夫妻も食されたフェイジョアーダの名店=Bolinha – A Casa da Feijoada
「朝の10時頃、突然予約の電話がかかってきてね。上皇ご夫妻は警察車両の先導でお越しになられたんだ。たくさんの警備が店のまわりを囲んでね、ご夫妻は10人くらいの日本人、日系人の方々とフェイジョアーダを召し上がられていったよ。感想を聞きたかったけど、そんな隙無くてね。満足してもらえてたら嬉しいんだけど」 サンパウロ市イタインビビ ...
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